実弾射撃を行なう中国艦隊。
中露合同軍事演習「海上連合2013」は10日に実兵演習最終日を迎えた。双方の参加兵力は計画通り合同捜索救難、実弾射撃などの演習を順調に完了し、ピョートル大帝湾海域で盛大な海上閲兵式を行なった。これにより12の演習内容が全て完了。実兵演習は申し分のない成功を収めた。
午前9時頃、演習海域は波風が穏やかで、薄い霧に覆われていた。最初の演習は合同捜索救難。貨物船とタンカーが衝突、遭難したとの想定で、中露双方の艦艇5隻が現場に急行。ロシア海軍対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」からヘリコプターが捜索に向かった。中国海軍のミサイル護衛艦「煙台」が迅速に救命艇を降ろし、海に転落した人を救出した。ロシア側将兵が遭難船に乗り込み、事故への対処にあたった。
実弾射撃は今回の演習の山場だ。参加将兵らが昼食を終えた頃、実弾射撃演習が開始。1時間にわたり中露双方の艦艇が海上と空中の目標に対する実弾射撃を行ない、全ての破壊に成功。水中の目標に対潜ミサイルも発射した。
海上閲兵は海軍という国際的な軍に特有の海上儀礼活動だ。午後3時、中露双方の艦艇が実弾射撃を完了した後、広大なピョートル大帝湾海域で盛大な海上閲兵式が行なわれた。中露双方の艦艇13隻、固定翼機3機が勇壮な軍楽の中、縦隊を組んでロシア太平洋艦隊の旗艦「ヴァリャーク」上から観閲を受けた。閲兵式終了後、中露双方は兵力撤退を完了。中露合同軍事演習「海上連合2013」の実兵演習段階は順調に完了した。
11日午前にロシア太平洋海軍学院で中露海上合同軍事演習「海上連合2013」閉幕式が行なわれる。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年7月11日
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