展示された中国の子どもの写真 右上が孫林君(撮影:張朋)
ある中国人の男の子の写真の下に、次のような会話が書いてあった。Q:ほしいものは?A:房子(家)。Q:理由は?A:北京市民証がなくても親が家をもっていれば北京で高校と大学に通えるから。男の子の名前は孫林、北京市東部の郊外の胡同で、祖父母と8歳の従弟と4人で暮らしている。孫君は、今回の写真展の発起人で実行委員会の三宅玲子さんが中国で「11歳」の子どもの取材を始めた日にインタビューした子どもだ。「その後、全ての『11歳』の子どもが、誰にも真似のできない自分の世界を『私だけ』『僕だけ』の言葉で話してくれた」と三宅さんは語った。
また、三宅さんは、「子どもたちのピカピカの未来を前にすると大人の理屈は歯が立たないことを、100枚の写真と言葉は教えてくれた。健やかな未来を思わせてくれた100人の子どもたちに心からありがとうという気持ちを伝えたい。そして、私たち日中の大人は、あなたに届ける未来のためにもっと知恵と力を合わせていく」と話した。
「中日未来の子ども100人の写真展覧会」の展示を見る高皖晴さん
「中日未来の子ども100人の写真展覧会」の展示を見る来場者
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