国家級重点風景名勝区である新疆維吾爾(ウイグル)自治区賽里木湖では6月上旬、ヒナをつれた白鳥が水辺で遊び、上空では1千羽近くのカモメが飛ぶ姿が見られた。賽里木湖湖沼生態環境保護プロジェクトは同自治区で2012年に計画されて以来、計画先行、保護優先、秩序的な建設という理念を堅持し、湖を取り巻く道路を改修、風景区内のレジャー村や商店などの施設を撤去し、賽里木湖での水上ボートなどの経営を取り締まり、賽里木湖風景区の中心的なエリア16.45万ムー(1ムーは約6.67アール)の草原での放牧を禁止した。現在の賽里木湖湖畔では湖面に映る雪山や一面の野菊などが見られ、草原を走る馬と空を飛ぶ鳥、小波と木の葉のそよぎ、青空や草原が美しい風景を見せている。
賽里木湖は古くは「浄海」と呼ばれ、新疆博爾塔拉州博楽市の北天山山脈の、伊犁州霍城県の近くに位置する。湖面の海抜は2千メートル以上、風光明媚な高山の湖だ。中国新聞網が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年6月17日