3Dプリンターがあればオフィスでもケーキがプリントアウトできるという。
米カリフォルニア州ロサンゼルスに住むKyleさんとLiz von Hasselnさんの夫婦は3Dプリンターを使ってケーキなどをプリントアウトして制作している。彼らはこのアイデアを基に「The Sugar Lab」という3Dプリンターを利用したスイーツのプリントをテーマにした店舗を開設した。
「スタート」ボタンを押すと、プリンターが作り出す不思議な3Dのケーキは、まるで芸術品のようだ。使われる材料は直接食用可能な、ケーキのデコレーションに使われる砂糖だ。32歳になるLiz von Hasselnさんは、いつか全ての食品を3Dプリント技術で作り出せる日が来ると信じている。「3Dプリントしたスイーツ製品がもっと人気を集めると信じている。潜在力は無限で、多くの人に便利さをもたらす。未来像に興奮している」、「将来、全てのパン屋にはスイーツをプリントする3Dプリンタが設置されると信じている」という。
Liz von Hasselnさん夫婦が建築を学ぶ学生だった頃、友人の誕生日にバースデーケーキを作ろうとしたが、家にオーブンがなく困った2人は、学校の3Dプリンターでケーキを「プリント」しようと試みた。何度か試した末、友人の名前を書いたケーキ表面のデコレーションを「プリント」することに成功した。それまで3Dプリンターは建築士たちが建築模型を作るときに利用していたものだ。その後2人は技術を改良し、2年後に卒業すると、3Dプリント技術を使ってスイーツや食用可能な様々な彫像などを作る「The Sugar Lab」という会社を設立した。
これまでに夫婦は様々な砂糖をバニラアーモンドなどに入れた調味料などを使ってスイーツを作っている。またハリウッドの「Charm City Cakes」の有名なケーキ職人、Duff Goldma氏と協力して、3Dプリンターを使った4層からなる大きなケーキを製造している。英デイリー・メールが4日に伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年6月6日
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