あいさつをする木寺大使。
木寺昌人・駐中国大使の着任レセプションが24日、北京の日本大使公邸で開かれた。あいさつに立った木寺大使は、四川省雅安市蘆山県で20日発生した大地震について触れ、犠牲者に1分間の黙とうをささげるよう提案。深刻な人的・経済的被害が出たことに対し、衷心より哀悼とお見舞いの気持ちを表した。
木寺大使は「昨年12月25日の着任から約4カ月が経ったが、赴任前から日中友好関係を拡大、発展させることが第一の任務と一貫して主張してきた」と語った。その上で「日中関係は依然として難しい状況にあるが、このような時であるからこそ、両国はハイレベル交流を含むあらゆるレベルでの意思疎通を維持・強化すると同時に、経済・文化・人的交流など国民間の交流を積極的に拡大すべきである」との考えを示した。
また、このほど北京の桜の名所・玉淵潭公園を夫人と訪れたことに触れ、「満開の桜を見て春の訪れを実感した。日中関係にもいち早く春が訪れることを心から願っている」と期待を寄せた。
今年の平和友好条約締結35周年については、「今日の幅広く深い日中関係は日中双方の諸先輩方の努力によって築かれたものである」と指摘。「日中関係の最前線で活躍する皆様と共に両国の友好関係の発展のために全力を尽くしたい」と抱負を述べた。(編集YT)
「人民網日本語版」2013年4月24日
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