復旦大学環境科学・工学部の陳瑩・教授は、「このところ続いている濃霧天気は、汚染物質の排出と大気環境による総合的な結果である」と指摘した。
また、陳教授は「冬季インフルエンザが流行中であることから、煙霧には病原体のウイルスがかなり多く含まれており、活発に活動している。インフルエンザ対策として、外出や屋外での活動をなるべく控えた方が良い。PM2.5(直径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質)汚染は、人体の健康にすぐに影響を及ぼすとは限らず、1カ月後あるいは数カ月後になって病気が発症するケースもあるため、各自体調には十分注意を払うべきだ」と注意を促した。
陳教授は同時に、政府がリアルタイム警報を発令し、勤め人は自宅勤務を実施するよう奨励し、濃霧現象が続くようならば、幼稚園や小・中・高校を休校とするよう提案した。