AquaBounty社によると、現段階では遺伝子操作サーモンの味や肉質、色などで一般のサーモンとの区別は認められていないという。また遺伝子操作されたサーモンは全て雌であり、体内に3本の染色体を持つ(一般のサーモンは2本のみ)上に、大部分の遺伝子操作サーモンは生殖能力を持たないため、野生のサーモンとの交配に成功する可能性は非常に低いとしている。
しかし英国の環境保護団体「GMフリーズ」のピーター・リレー氏は「大部分の遺伝子操作サーモンが繁殖能力を持っていないとしても、生殖能力を持ったものが逃げ出して自然界で繁殖しないとは言い切れない。またもし遺伝子操作サーモンが販売時に明示されているなら、消費者が購入するかどうかも疑問だ」としている。中国日報が英国「デイリー・メール」ウェブサイトの24日の報道として伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2012年12月27日
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