京広線の武漢長江大橋(1957年撮影)
北京と広州(広東省)を結ぶ京広高速鉄道が26日、全線開通する。全長は2298キロ、設計上の最高時速は350キロだ。旅客運搬専用線の同高速鉄道は、従来の普通鉄道・京広線と並行して走り、中国の南北を貫いている。中国国営の「新華社通信」のウェブサイトが報じた。
北京と広州を結ぶ鉄道には、100年以上の歴史がある。1957年、武漢長江大橋(湖北省)の開通により北京と武漢(湖北省)を結ぶ「京漢線」(1906年開通)と広州と武漢を結ぶ「粤漢線」(1936年開通)がつながり、「京広線」として1本の路線に。50年以上の時を経て中国の南北を貫く大動脈となったのだ。そんな京広線にまた新たに高速鉄道が誕生した。営業距離世界最長を誇る京広高速鉄道は、旅客運搬業務と貨物運搬業務の分離を実現し、中国南北を最速7時間59分でつなぐと同時に、高い輸送能力を誇る。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年12月26日
20世紀50年代(左)と2003年の鄭州北駅
京広高速鉄道の鄭州東駅
|