2012年7月6日、中国民政部の公式ホームページによると、海外の家庭に里子として迎えられている中国の子供の数は10万人余りに上ることが分かった。レコードチャイナが伝えた。
中国児童福利・収養センターの紹介によると、中国は米国、スペイン、カナダ、スウェーデン、フランス、オーストラリアなど17カ国、138の政府関連組織・児童養護機関と里親協力関係を結んでおり、これらを通じて海外の家庭に里子として迎えられている。
中国民政部は6日、上海市、江蘇省、湖北省、重慶市などで試験的に里親評価制度を創設することを決定した。これは里親となる人に対して里子の扶養教育能力を総合的に評定するもので、里親となるための動機、経済状況、婚姻状況、家庭状況、健康状態、学歴、品性などの指標のほか、里子となる子の状況や里親となる人の扶養教育が里子の能力に与える影響など、その他の要素に対しても深く審査していくもの。民政部と中国児童福利・収養センターはこの評価制度に注力しており、予約、面談、家庭訪問、施設訪問などを通じて客観的に観察し、科学的かつ多面的で透明性の高い里親評価体系を確立しつつある。
民政部の2011年社会サービス発展統計公報によると、中国の養子縁組件数は緩やかに下降して推移している。2011年に中国全土で行われた養子縁組登録件数は前年比9%減の3万1424件で、このうち中国人の里親による登録件数は2万7579件、外国人の里親による登録件数は3845件となっている。
「新華網日本語」2012年7月8日
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