中国の胡錦濤国家主席は26日午前10時18分(日本時間同11時18分)ごろ、北京市郊外にある北京宇宙飛行管制センターから、宇宙船「神舟9号」に搭乗している飛行士3人と通話した。中国共産党中央政治局常務委員9人のうち李長春、習近平、李克強の各氏も同席した。
通話の内容は以下の通り。(編集YT)
北京宇宙飛行管制センター:神舟9号、こちらは北京センターです。今から胡錦濤主席が通話を行います。
「神舟9号」乗組員・景海鵬(以下「景海鵬」):了解しました。
胡錦濤:景海鵬さん、劉旺さん、劉洋さん、ご苦労様です。共産党中央、国務院、中央軍事委員会、全国各民族の人民を代表し、心からあいさつを述べます。
景海鵬:胡主席、全国の皆さん、ありがとうございます。
胡錦濤:皆さんが宇宙空間に入ってすでに10日近くが経ちます。皆さんのことが気掛かりです。健康状態はどうですか。
景海鵬:3人とも元気です。中国の宇宙飛行士も宇宙に家ができました。偉大な祖国を誇りに思います。
胡錦濤:元気な姿をみて安心しました。作業は順調ですか。
景海鵬:順調です。手動操縦によるドッキング実験を無事終え、現在は科学実験を予定通りに行っています。
胡錦濤:手動ドッキングの成功は宇宙でのドッキング技術を全面的に獲得したことを意味します。中国初の手動ドッキング実験でしたが、すばらしい出来栄えでした。中国の有人宇宙飛行事業の発展にとって大きな貢献です。祖国と人民は感謝しています。着実に操作をこなし、連携を密にしながら、残りの任務に全力で当たって下さい。皆さんの帰還を心待ちにしています。
景海鵬:胡主席の言葉を肝に銘じ、任務を最後までやり遂げます。胡主席、全国の皆さん、どうぞご安心下さい。
「人民網日本語版」2012年6月26日
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