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上海協力機構北京サミットが開幕

 

スピーチをする胡錦濤国家主席

第12回上海協力機構首脳会議の加盟国会合が6日、人民大会堂で行われた。中国の胡錦濤国家主席が議長を務め、カザフスタンのナザルバエフ大統領、キルギスのアタンバエフ大統領、ロシアのプーチン大統領、タジキスタンのラフモン大統領、ウズベキスタンのカリモフ大統領が出席した。

会合では今回のサミットの議題や日程について調整したほか、上海協力機構の発展に関する問題について意見交換した。

胡主席は「今回の会議はちょうど上海協力機構の発展が第2の10年間に入る時期に開催された。上海協力機構はすでに非凡な歩みを経てきた。国際情勢の激変にも関わらず上海協力機構は安定した健全かつ急速な発展という良好な態勢を維持し、体制構築を順調に完成し、対テロ分野で世界の注目する成果を上げ、経済・人・文化の各分野の協力で堅実な一歩を踏み出し、巨大な発展の潜在力と広大な展望を明らかにしている。実践によって証明されたように、上海協力機構の構築と発展は各加盟国にとって共通の利益であり、地域の安全と安定の維持、共同発展の促進に重要な役割を発揮してきた」と述べた。

また「複雑で変化の多い現在の国際・地域情勢の下、上海協力機構は新たなチャンスと試練に直面している。今回のサミットでわれわれは上海協力機構の今後10年間の発展の方向と目標を定め、共通認識を高め、進取開拓の精神で、上海協力機構の新たな発展を実現し、各加盟国に確かな利益をもたらし、地域と世界の平和・安定に新たな貢献をすべく努力しなければならない」と指摘。

最後に「今後10年間は上海協力機構の発展にとって正念場だ。チャンスをしっかりと捉え、互恵協力を全面的に促し、上海協力機構を加盟国が苦楽をともにする利益と運命の共同体に築き上げ、調和のとれた素晴らしいふるさとを共に建設し、手を携えて共同発展・繁栄というすばらしい未来を共に築かなければならない」と指摘した。

上海協力機構北京サミットが開幕
 

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