温家宝総理は24日、スウェーデンのラインフェルト首相とストックホルムで会談した。
温総理は「スウェーデンは環境保護や持続可能な発展の分野で世界をリードしている。中国は持続可能な発展を国家戦略としている。政策対話、制度整備、実務協力、多国間分野でスウェーデン側と長期的、全方位的協力を繰り広げたい。スウェーデンはEUで最もイノベーション力を備えている国だ。中国は具体的な措置を講じて、自国の企業や科学研究機関とスウェーデン側とのイノベーション協力の強化を支援し、重点プロジェクトの実施を促す。スウェーデン側が現代的製造業、ハイテク、サービス業、農業などの分野で中西部を中心に中国への投資を拡大することを歓迎する。中国政府はスウェーデンでの事業展開をより多くの自国企業に奨励する。中国との投資協定交渉を早急に開始するようEUを促してほしい。双方は教育、文化、観光分野の交流を一層拡大し、青年を中心に両国民間の相互理解と友情を強化すべきだ」と述べた。
ラインフェルト首相は「近年両国関係は深く発展しており、スウェーデンにとって中国はアジアにおける最大の貿易パートナー、重要な経済協力パートナーとなっている。グローバル化のもたらす試練を前に、両国は環境保護、持続可能な発展、イノベーション分野の協力を強化し、互恵・ウィンウィンを実現しなければならない。中国の対スウェーデン投資の拡大を歓迎する。さらに多くの中国人にスウェーデンへ留学、観光、仕事に来てほしい。EU・中国関係の発展に積極的な役割を果たしたい」と述べた。
会談後、両首相は両国間の協力文書の調印式に出席。共同記者会見を行い、持続可能な発展の戦略的協力の強化に関する枠組み文書を発表した。
温総理は同日昼頃に特別機でストックホルムに到着。空港ではスウェーデン政府による盛大な歓迎式が行われた。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年4月25日
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