中国の自動車販売台数は、今年第1四半期に前年同期比3.4%減となったが、メーカー各社の経営層はそれでも依然として積極的に北京モーターショーに足を運んでいる。各メーカーは昨日、対中国投資計画および中期発展目標を発表した。自動車産業の新たな増資・生産拡大に伴い、世界最大の自動車市場となった中国では、今後4-5年内に競争が激化すると見られる。広州日報が伝えた。
ホンダは23日、中国向けに開発した2種の新車を初公開し、中国に根ざした経営を行う決心を対外的に示した。新車はコンセプトカーの「Concept C」(中級セダン)、「Concept S」(中国市場向けに開発されたグローバル車種)で、来年より合弁会社の広汽本田と東風本田を通じて販売される。
高級車の人気上昇を受け、ホンダの高級車ブランド「アキュラ」も昨日、「NSX Concept」、「RDX」、「ILX」の3種の新車を公開し、今年秋の発売を目指す。
ホンダはこれまで、「2015年までに、中国で10種移譲の新車と改良モデルを発売し、販売台数を2011年の60数万台から倍増させる」と表明していた。
23日、新型シルフィが世界初公開された。東風日産は、「3大拠点の生産能力を、今年中に100万台とする」と発表した。
老舗メーカーの他に、市場の新たな参入者も着々と力を蓄えている。広汽フィアットは昨日、中国で初生産される新型セダン「Viaggio」を公開した。同セダンもまた中国向けに開発され、第3四半期に発売される予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年4月24日