青春版昆劇「紅楼夢」(上本)が28日、台北孫中山記念館で初めて上演された。優雅な詞と曲に優れた演技、華麗な衣装に客席を埋めた3千人近くの観客が酔いしれた。
この昆劇が台湾地区で上演されるのは初めてで、29日には下本が上演される。劇全編は5時間以上にわたり、北京北方昆曲劇院が主体となり、中国大陸部の出演者100人近くが出演。賈宝玉の生涯を主軸に、王熙鳳の運命を横軸として、賈宝玉と林黛玉の愛情の移り変わりを描き、賈家の興亡史を展開する。600年の歴史を持つ無形文化遺産の昆曲と200年の歴史を持つ文学の傑作「紅楼夢」とが融合し、中華文化の究極の美を表している。(編集YH)
「人民網日本語版」2012年2月29日