◆コントロール 飛行機をイメージした空気抵抗制御
飛行機は着陸の際、翼を動かすことにより空気抵抗を高め、スピードを低下させる。
同試験列車は天井部に3つの空気抵抗制御装置を設置した。同制御装置は7段階のコントロールを実施する。3つの装置の操作には、コンピューターネットワークの同時制御モードを採用する。
◆安全性 気候変化データによる速度調整
趙董事長は、「同列車はモノのインターネットやワイヤレスネットワーク等の技術を融合し、路線上の環境気候の変化に関するデータを、自動的に受信することができる。例えば風、霜、雨、雪、雷、地震等の気候変化データは、調整を経てから通信により運転手に告げる必要はなく、列車が気候に基づき運行速度を調整する。これにより安全性を高めることができる」と説明した。
◆材質 列車の硬度が22.7%増
同試験列車は現在高速列車が使用しているアルミニウム合金の中空型材を使用するが、列車の先端カバーや車内シート等の設備には、炭素繊維やマグネシウム合金等の新材料を使用し、軽量化を実現すると共に、硬度を22.7%強化した。また防音効果を高め、車内の防音材料に新型のナノ防音材料を採用した。
◆動力 出力が2万kW超
現在運行中の高速列車のうち、8両編成のCRH380A型の出力が9600kW、16両編成のCRH380ALの出力が2万440kW、16両編成のCRH380BLの最大出力が1万8400kWに達している。同試験列車は新たに開発された大出力システムを搭載し、最大出力が2万2800kWに達した。(編集YF)
「人民網日本語版」2011年12月27日
|