中国のジャイアントパンダ「甜甜」と「陽光」(ともに8歳)が 4日朝、フェデックス「パンダ号」に乗り、英国に向けて成都双流空港を飛び立った。2頭は、スコットランドのエジンバラ動物園で飼育され、中英両国による10年間にわたる共同研究がスタートする。人民日報海外版が伝えた。 飛行機輸送用の特製大型コンテナ内で、2頭のパンダは自由に動き回り、透明樹脂ガラスを通して周囲の情況を見ることもできる。エジンバラ動物園と碧峰峡パンダ基地から派遣された獣医1人と飼育担当者2人が2頭に随行、輸送中のケアと監視測定を万全に行った。
新華社電によると、パンダ「甜甜」と「陽光」は、現地時間4日昼に英国北部の都市エジンバラに到着、空港でしばらく待機した後、エジンバラ動物園に輸送されたという。動物園は、スコットランドの地方色豊かな歓迎式を2頭のために執り行った。エジンバラ動物園の園長は「パンダがやって来たことは、エジンバラ動物園、スコットランド、さらには英国全体にとって、歴史的な出来事だ」とコメントした。
2頭のパンダは園内の別々の部屋で飼育され、2週間ほど経って新しい環境に慣れたころ、12月中旬に一般公開される予定。エジンバラ動物園は25万英ポンド(約3040万円)を投入してパンダ舎を建設した。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年12月5日 |