胡主席は次のように強調した。中米関係はカギとなる重要な時期に入った。双方は戦略的見地と長期的見通しに立って、二国間、地域、国際レベルの協力でより多くの実質的成果を収め、来年およびさらに長い期間の両国関係の安定的発展を確保すべきだ。そのため次の三つの提案をしたい。
第一、相互尊重・信頼の協力パートナーとなる。両国はハイレベル交流と各レベル、各分野の対話・協議を強化し、互いの戦略的意図と政策方向を客観的、理性的に判断し、末永く戦略的相互信頼を増進しなければならない。両国人民の交流を積極的に進め、双方の地方省・州・市の友好交流拡大を引き続き奨励し、両国人民の相互理解と友誼を増進する。核心的利益の相互尊重は協力パートナーシップを築くカギである。米側が両国間の三つの共同コミュニケで定められた原則に確実に従い、関係の問題を慎重かつ適切に処理することを希望する。
第二、互恵の協力パートナーとなる。両国は交流・協力と互いに参考にすることを一層重視し、互恵・ウィンウィンと共通の発展を一層重視すべきだ。両国の経済面の補完性が強い優位性を十分生かし、経済技術協力を強め、両国企業の協力を促し、両国の経済・貿易協力を拡大する新たな道、分野を積極的に模索する。対等な協議を通じ、互恵協力を拡大する中で、現れた問題を解決する。
第三、同舟相救う協力パートナーとなる。両国は現在の国際的経済・金融情勢に共同で対応し、建設的役割を果たし、市場の自信を強め、成長を維持し、安定をはかる目標の実現を支援すべきだ。双方はまた二国間のチャンネルや多国間の仕組みを十分利用し、朝鮮半島情勢やイランなどの地域的問題と気候変動、テロリズム、食糧安全保障、大規模感染症、自然災害などのグローバルな問題について協調を強め、共に世界の平和を守り、世界の発展をはからなければならない。