【新華社ホノルル11月13日】中国の胡錦涛国家主席は米ハワイ州の州都ホノルルで現地時間12日、同国のオバマ大統領と会見した。両元首は二国間関係および共に関心を寄せる国際・地域問題について率直かつ突っ込んだ意見交換を行い、幅広く共通認識に達し、共に努力して、中米の協力パートナーシップを前進させることを表明した。
胡主席は次のように述べた。オバマ氏の大統領就任からこの3年近く、双方の共同の努力で中米の相互理解と交流・協力はこれまでになく広がり、深まった。今年1月、ワシントンで大統領と中米協力パートナーシップを築き、共に両国関係を新たな発展段階に進めていくことで合意した。それ以来、中米の多くの分野の交流・協力は新たな進展を収めている。
胡主席は次のように指摘した。現在、人類社会の発展任務が一段と際立ち、直面している挑戦(試練)も一段と厳しい。中米二つの大国にとって協力の強化が唯一の正しい選択である。相互尊重と互恵・ウィンウィン(共に勝者になる)の中米協力パートナーシップを発展させることは、両国の共通の利益、責任、戦略的判断に基づく重要な政策決定である。双方はこの位置づけをしっかりとらえ、中米の協力パートナーシップを揺るぎなくしっかり築き、両国関係の安定的発展を長期にわたり維持すべきである。これは両国人民の根本的利益にかない、世界の平和、安定、発展にも有益である。