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胡錦濤主席がG20首脳会議で重要演説

 

G20首脳会議での各国・国際組織首脳の合同写真

胡錦濤国家主席は3日、フランス・カンヌで開かれた20カ国・地域(G20)の第6回首脳会議で重要な演説を行った。

胡主席は「G20は引き続き、共に困難を乗り越える協力共栄の精神を発揚し、世界の経済成長と金融安定に努力すべきだ。中国は国内経済の力強い成長の維持に努め、関係国の経済・社会発展の促進と国際経済・金融情勢の安定に貢献してきた」と指摘した。

首脳会議は2日の日程で、主に世界経済情勢、世界経済の力強く持続可能でバランスのとれた成長の促進、世界経済ガバナンス、開発、金融監督などについて話し合う。

会議は現地時間午後1時に議長国フランスのサルコジ大統領の司会で開会。

胡主席は演説で「世界経済情勢を強く注視すべきだ。世界経済の回復は不安定性や不確定性が目立ち、リスクや試練が増加している。国際経済協力の主要フォーラムであるG20は、引き続き共に困難を乗り越える協力共栄の精神を発揚すべきだ。この要の時期に主要問題をしっかりと押え、市場の信頼を高め、リスクや試練の除去に力を入れ、世界の経済成長と金融安定に努力すべきだ」と指摘。次の5点を提言した。

(1)成長の過程で各方面への配慮とバランスを堅持する。「力強く」「持続可能で」「バランスのとれた」という3目標のうち、最も重要なのは力強い成長の確保だ。とりわけ世界経済が重大なリスクに直面し、市場が揺れ動く中、G20首脳会議は成長確保と安定促進を喫緊の課題とすべきだ。生産拡大と雇用増加に努め、各国経済の回復をしっかりと支えるべきだ。

(2)協力の過程でウィンウィンを堅持する。団結を強化し、協力共栄の力強いメッセージを発し、世界経済の回復・発展への国際社会の自信を強化すべきだ。意思疎通と協調を強化し、相互支持・相互補完的な政策の形成に努力し、国債や大規模かつ無秩序な国際資本流動などの金融リスクを適切に除去し、大口商品価格の変動を制御し、世界的なインフレ圧力を効果的に緩和して、各国の経済政策効果の相殺を防ぐべきだ。

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