フォト  
楊利偉氏:宇宙ステーションは家で例えれば「一戸建て」

 

宇宙ステーション(資料写真)

 中国初の宇宙飛行士であり、有人宇宙飛行プロジェクト弁公室副主任である楊利偉氏はこのほど、「宇宙ステーションが完成すれば、有人宇宙飛行は常態化するだろう」と語り、宇宙ステーションへの期待を示した。新華社が1日に伝えた。

 大まかな計画によると、中国は2020年ごろに有人宇宙飛行計画の第3段階、すなわち宇宙ステーションを完成させる。

 中国の第1期飛行士に選抜されたのは楊氏を含む計14人、現在の平均年齢は47歳だ。楊氏は「打上げ回数が限られる上に、飛行士の年齢にも限りがあるため、全ての宇宙飛行士が任務を実行する能力を備えているとはいえ、一部の人は宇宙に行くチャンスが無い。しかし、宇宙実験室・宇宙ステーションが完成すれば、有人宇宙飛行の回数がますます増え、今後選抜される宇宙飛行士が任務を実行するチャンスは増えるだろう」と語る。

 宇宙事業の発展と宇宙船の改良に伴い、楊氏は宇宙ステーション建設に向け自信を深めている。「中国の宇宙ステーションの重さは60トン級と計画されている。天宮よりも広く、6人が同時に作業できる。もし私が搭乗した神舟5号をワンルームとすると、費俊龍と聶海勝が搭乗した神舟6号の帰還モジュールと軌道モジュールはツールーム、天宮はバストイレ付ワンルームに相当する。そして宇宙ステーションは一戸建て住宅にたとえられる」。

 宇宙ステーションが完成すれば、より良い生活空間と作業プラットフォームが提供されるだけでなく、ペイロードスペシャリストやエンジニアなど、宇宙飛行士以外の搭乗員も宇宙に旅立つ可能性が出てくる。そうなれば、「宇宙への観光客」が神舟に乗って宇宙ステーションを訪れる日も遠くないという。(編集SN)

 「人民網日本語版」2011年11月2日

 

一覧へ

トップ記事一覧
中日友好21世紀委員、政治的相互信頼の強化と
国民感情の改善
中国、無人宇宙船「神舟8号」打ち上げ成功
さらなる文化産業改革を進める中国
温州中小企業の苦境
特 集 一覧へ
中国共産党創立90周年
チベット平和解放60周年
現代中国事情
中国の地方概況
· 北京市  天津市 上海市 重慶市
· 河北省  山西省 遼寧省 吉林省
· 黒竜江省 江蘇省 浙江省 安徽省
· 福建省  江西省 山東省 河南省
· 湖北省  湖南省 広東省 海南省
· 四川省  貴州省 雲南省 陝西省
· 甘粛省  青海省 台湾省
· 内蒙古自治区
· チベット自治区
· 広西チワン族自治区
· 新疆ウイグル自治区
· 寧夏回族自治区
· 澳門特別行政区
· 香港特別自治区