新疆維吾爾(ウイグル)自治区阿克蘇地区は多くの渓谷の観光資源を持つが、そのうち温宿大峡谷はその壮大さで有名だ。秋の新疆南部は撮影に最適な時期で、温宿大峡谷には全国各地から多くの撮影愛好家が訪れている。新疆温宿大峡谷は温宿県の天山山脈中段の南麓前の山地、博孜敦柯爾克孜民族郷に位置する総面積200平方キロメートルの渓谷で、かつては天山の南北をつなぐ古代驛路木扎特古道の通り道で、現地ではウイグル語で「険しい、神秘的」を意味する「庫都魯克大峡谷」と呼ばれていた。現地のガイドの王渚bさんによると、温宿大峡谷には中国では珍しい太古の岩塩地質の風景や、中国西部独特の雅丹(ヤルダン)地質、中国独特の巨大な溶岩侵食地質などがあり、新疆の「生きた地質変遷史の博物館」と呼ばれる。風景区は美しい自然の画廊のようで、峡谷の山肌は岩の層がはっきりと見え、圧力を受けて形成された褶曲の線もクリアで、様々な形態や色彩の姿を見せている。(編集YH)
「人民網日本語版」2011年10月25日