衛星を打ち上げてから26分後に西安衛星管制センターに届いたデータによると、衛星は計画通り、ロケットから切り離され、近地点206キロ、遠地点3万5973キロ、軌道傾斜26・1ドルの地球同期遷移軌道に入り、打ち上げは成功した。
今回の打ち上げは、中国とフランスが2008年に署名した衛星打ち上げサービス契約に基づいて行われたもので、中国宇宙科学技術集団公司所属の中国長城工業総公司、中国運搬ロケット技術研究院、中国衛星打ち上げ管制システム部が協力して実施した。
W3Cはタレス・アレーニア・スペースがフランスの通信衛星運営会社ユーテルサットのために開発した放送通信衛星。重量は5・4トンで、Kuバンドとkaのトランスポンダーを搭載している。設計寿命は15年で、テレビ、ラジオ、ブロードバンド、ビデオ、インターネットなどのサービスを提供する。
今回の打ち上げに使われた長征3号Bは、中国宇宙科学技術集団公司所属の中国運搬ロケット技術研究院が開発したもので、長征シリーズの運搬ロケットによる打ち上げは、今回が148回目。
(新華網日本語)2011年10月8日
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