中国の温家宝共産党政治局常務委員・首相は、中華民族の伝統的祝日中秋節にあたる12日、劉淇・共産党政治局委員・北京市党委員会書記の案内で、北京市第一社会養老院を訪問し、養老院で暮らす高齢者を訪ねるとともに、全国の高齢者に祝日のあいさつを述べた。
1988年に設立された北京市第一社会養老院は、保養、看護、医療、リハビリ、教育、科学研究を一体化した養老院で、特別優遇者(戦没者の遺族、軍人家族、傷痍軍人ら)、看護が必要な退職者、高齢患者を主に受け入れている。養老院の責任者によると、この養老院のベッド数は1100床あまりで、養老院で暮らす高齢者の平均年齢は83・5歳。90歳以上が70人、100歳以上が4人暮らしている。養老院で働く関係者の70%は医療スタッフ、看護婦、技師らの技術者、責任者の説明を聞いた温首相は次のように述べた。第12次5カ年計画(2011~15年)期間中、我々は最初の高齢人口増加のピークを迎える。国務院常務会議は先ごろ「中国の高齢者事業の発展に関する第12次5カ年計画」を採択した。高齢者が養老保護、治療、教育を受けられるようにし、高齢者に生きがいを与え、楽しく暮らせるようにする目標を実現するために、我々は努力していかなければならない。