プレートに刻まれた犠牲者の名前をなぞり、哀悼の意を表すオバマ大統領
米同時多発テロから10年を迎えた11日、テロ攻撃の標的となった世界貿易センタービル跡地、ペンシルベニア州シャンクスビル、ワシントンの国防総省でそれぞれ追悼式典が開かれた。オバマ大統領はニューヨークでの追悼式典に出席した後、シャンクスビルと国防総省も訪れ犠牲者のために献花した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
ニューヨークの式典はツインタワー跡地の人口の滝「タワー池」のそばで開かれた。出席者はテロリストに乗っ取られた旅客機が世界貿易センタービルに突っ込んだ時刻、国防総省に突っ込んだ時刻、世界貿易センタービルが倒壊した時刻など、重要な時刻である午前8時46分、9時3分、9時37分、9時59分、10時3分、10時28分の計6回黙祷を捧げた。
オバマ大統領、ブッシュ前大統領、クオモ・ニューヨーク州知事、ブルームバーグ・ニューヨーク市長ら政府要人が出席したが、いずれも正式な談話は発表しなかった。オバマ大統領は聖書の一節を朗読。ブッシュ前大統領は、かつてリンカーン元大統領が南北戦争で5人の息子を亡くした女性に宛てた手紙を読み上げた。
曇り空の下、遺族が犠牲者一人一人の名前を読み上げた。多くの遺族が涙を浮かべて池のほとりにたたずみ、プレートに刻まれた家族の名前をなぞったり、紙と鉛筆で石ずりを取ったりしていた。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年9月12日
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