大千旧居は「摩耶精舍」とも呼ばれ、台北の風景が美しい外双溪に位置する。1976年に建築が始まり、1978年に完成した敷地面積1700平方メートル、建築面積660平方メートル以上の、大千氏が自ら設計、建築した2階立て四合院形式の建物に中国式庭園を合わせた建築だ。旧居の1階は大小のホールと大きなアトリエ、2階にもアトリエがある。庭園は大千氏が丹精込めて作り出したもので、前庭、中庭、裏庭のいずれにも花や木が植えられ、流れにかかる橋や曲がった小道があり、裏庭の「翼然」と「分寒」の2つの東屋では景色を楽しむことができる。裏庭の「梅丘」の巨石の下に大千氏と夫人が永眠している。大千氏の死去後、遺族は「摩耶精舍」を寄贈して「張大千記念館」を設立した。(編集YH)
「人民網日本語版」2011年8月24日
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