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北京に到着したバイデン米副大統領 |
■米大統領選前は意思疎通の重要な機会
来年米国は4年に1度の大統領選を迎える。下心ある政客やメディアは中国関連の問題を再び騒ぎ立てるだろう。米政府ナンバー2のバイデン副大統領の訪中は、儀礼的訪問を遥かに上回る意義を持つ。
中国現代国際関係研究院米国研究所の袁鵬所長は「バイデン氏は民主党の穏健リベラル派だ。今回の訪中は中米関係の積極的な発展の成果を打ち固め、米大統領選が中米関係にもたらしうる衝撃を和らげるうえでプラスだ。また、両国関係の長期戦略的安定を実現するための新たな契機となることも期待される」と指摘する。
袁所長は、米側は中米のパワーバランスの変化を前に、まだ当面の対中戦略を固めていないと考える。この点から言ってバイデン副大統領の訪中は戦略的意義を持つ。「中国の変化を目の当たりにし、中国上層部と顔をつきあわせたコミュニケーションを取ることで、バイデン副大統領、さらには米政府全体は、中国に対してより明確な認識を持つだろう」と袁所長は言う。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年8月18日
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