ウォルトディズニーパークス&リゾーツ社会長のTom Staggs氏は10日、上海のディズニーランドに世界のディズニーランドの中で最大の城を建築すると明らかにした。また上海ディズニーランドには多くの「中国の要素」を採用するという。「新華網」が伝えた。
今年4月に上海ディズニーランドの工事が始まって以来、設計の詳細を運営側が明らかにしたのは初めてだ。
Staggs氏によると、中国人設計士を含む300人以上のエンジニアが上海ディズニーランドの設計業務に携わっている。「全ての可能性を取り込む」という設計コンセプトを通じて、40年前に米国・フロリダに建設されたディズニーワールドを継承し「最も人々を驚かせるプロジェクト」を建設するとしている。
城はそれぞれのディズニーランドのシンボルだ。上海ディズニーランドでは最大の城を建設するだけでなく、インタラクティブと体験の面でも世界の一流レベルを目指す。現在世界のディズニーランドにある城はディズニー作品中のプリンセスの名前で命名されているが、上海には全てのディズニー作品のプリンセスが世界からの観客を歓迎する城を建設するという。
観光客が豪華なアーチ型のゲートをくぐって城に入ると、中心には曲りながら上に続く階段がある。来場者はこの階段を登りながら童話の世界を旅するという趣向だ。
城内には商店やレストランなどの娯楽施設があり、1階には水上アトラクションも建設される予定だ。観光客はボートに乗って園内の様々な風景を見る約10分のコースも楽しむことができる。
また上海ディズニーランドは「中国の要素」を多く取り入れているのが特徴だ。例えば祝祭日のイベントやパフォーマンス、中国人の食習慣に合う食事や、中国の観光客が好む「ストーリー形式」のアトラクションなどを提供する。
「ディズニーは中国でアメリカのテーマパークを作るのではなく、上海で中国人のために作られたテーマパークを生み出す」とStaggs氏は語る。
資料によると、上海ディズニーリゾートの規模は約3.9平方キロメートルで、テーマパークとレストラン・商店エリア、ホテル、湖などで構成される。(編集YH)
「人民網日本語版」2011年8月12日 |