神奈川県で31日、相模湖交流センターで、第二次世界大戦の時期に相模湖ダムの建設で殉職した中国人や日本人の労働者を悼む追悼式が開催された。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
「相模湖建設殉職者連合追悼会実行委員会」が主催した同追悼会には、相模湖がある相模原市の加山俊夫市長、相模原市議会の中山昌志議長、駐日中国大使館の呂新鋒・三等書記官および日本在住の中国人、朝鮮人、韓国人の各団体代表らが出席した。
31日午後1時30分、追悼会が厳かな雰囲気の中でスタートした。現地の小学生3人が、中国・日本・韓国朝鮮三大民族を象徴する蝋燭に火をともし、出席者全員が起立して殉職者に黙とうし、ひとりずつ献花した。
相模湖交流センターでは、追悼会と同時に、相模湖ダムの歴史が展示され、多くの歴史的に貴重な写真によって、ダム建設当時の労働者の苦しみが明らかにされた。特に、中国人労働者が描いた水彩画2枚は貴重な資料で、一枚は工事現場の様子を描いたもので、極めて過酷な労働環境が表現されていた。もう一枚は、中国華北平原の農耕風景が描かれており、故郷に対する労働者の恋しい思いがひしひしと伝わってくる。
相模湖ダムは、日本で初めて建設された多用途人工湖。1940年から1947年に建造され、今では神奈川県民にとって無くてはならない飲用水用ダム、発電所、人々の憩いの場となっている。当時、日本はダム建設のため、360万人の労働者を動員した。朝鮮、韓国、日本各国の労働者のほか、中国侵略日本軍に強制連行された中国人約300人もその中に含まれていた。極めて劣悪な労動条件に加え、非人道的な差別によって、現場では中国人28人を含む計83人の労働者が貴重な命を失った。
日本の有識者団体や進歩団体は、殉難者を追悼する目的で、「相模湖建設殉職者連合追悼会実行委員会」を立ち上げ、1979年から毎年7月末に追悼会を開催している。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年8月1日
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