注目を集めている中国国産のC919型大型旅客機が20日、世界的に有名なパリ国際航空ショーに登場した。これはエアバスの祖国への初デビューであるだけでなく、C919型大型旅客機の原寸大サンプル機の海外での初めての展示でもある。
中国の大型飛行機開発機関である中国商用飛機(飛行機)有限責任公司欧州事務所は19日にパリで除幕式を行い、フランスの運輸大臣ティエリー・マリアニ(Thierry Mariani)氏、フランス駐在中国大使の孔泉氏、中国商用飛行機有限責任公司の金壮竜総経理及びSAFRAN、Le Groupe Dassault、THALESなどのフランス航空企業の代表などが出席した。同社が国外に設置した事務所としては米国事務所に次ぐ2番目となる。
金壮竜総経理は「中国商用飛行機有限公司は自主革新を堅持すると同時に国際協力を積極的に実施し、世界の民用航空工業の先進的な技術や経験を広く集成して、顧客のために安全で経済的、快適、環境にやさしい民用航空機を提供する。C919型機プロジェクトにおいて同社は米国や欧州のグローバル企業17社と搭載システムなどについて相次いで協力協定を結び、また米国GEファイナンシャルリースやブリティッシュ・エアウェイズ、Ryanair社などとも交流や協力を行っている。」と語った。
中国商用飛行機有限公司はCFM社が開発したLEAP-XICエンジンをC919型機の唯一の推進装置として選定、協力契約はパリ航空ショー期間中に署名されるという。同社はフランスSAFRAN社傘下のSNECMAと米国GEの合弁企業だ。
中国のC919型機サンプル機のパリ航空ショーへの出展は欧州世論の注目を集めており、APFやロイターなどが航空ショー開催前から次々と報道している。
世界最大規模の航空ショーである第49回パリ国際航空ショーは20日から26日まで行なわれる。(編集YH)
「人民網日本語版」2011年6月20日
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