中国の胡錦涛国家主席は16日、モスクワでロシアのメドベージェフ大統領と会談を行い、中ロの戦略的協力パートナーシップの持続的健全で、安定した発展をはかることについて意見を交換した。
会談に先立ち、胡錦涛主席はクレムリンで、メドベージェフ大統領主催の歓迎式に臨んだ。
胡主席は今回の欧州・アジア歴訪を前に、ロシア・メディアの書面によるインタビューを受けた際、今年は「中ロ善隣友好協力条約」調印10周年にあたり、中ロ関係を発展させる新たなチャンスを迎えていると指摘、▽メドベージェフ大統領、プーチン首相と条約調印後10年間の両国関係発展の成果と経験を締めくくり、次の10年の中ロ関係の方向を決め、両国の各分野で協力を進める計画を策定する▽また共に関心をもつ重大な国際・地域問題についてロシア側の指導者と突っ込んで意見を交換する―と述べた。