伝説に出てくる「人喰い花」の中国唯一の株が16日午前、北京植物園で始めて開花した。この花の学名は「スマトラオオコンニャク(Titan Arum)」と言い、高さ2メートル以上、直径1.5メートルに達する。熱帯雨林では人を喰う植物として伝えられてきた。この花は75年に1回しか開花しないと言われている。
今回の開花を迎え、「人喰い花」が伝説で言われるような悪臭を放つのかどうかが関心を集めている。北京植物園によると、今回開花したスマトラオオコンニャクは開花の全プロセスが10日程度かかり、25日から26日に開花のピークを迎え、24時間でしぼんでしまう。最後の段階で若干の悪臭を放出するが、来場者が開花プロセスを参観するのに影響を与えることはない。
写真の「人喰い花」の尖った突き出た部分がじきに開花する「花」で、今後徐々に大きくなってゆく。(編集YH)
「人民網日本語版」2011年5月17日 |