胡錦濤・中共中央総書記は10日午後、呉伯雄・中国国民党名誉主席と釣魚台国賓館で会談した。
胡総書記は呉名誉主席が第7回両岸経済貿易文化フォーラム(成都市)に出席した後に北京を訪問したことを歓迎。同フォーラムの成功を祝した。
胡総書記は両岸関係の発展を促すため、次の4つの意見を示した。
(1)両岸関係の平和的発展という大局を引き続き押さえなければならない。このため国共両党、両岸双方は「1つの中国」の原則の具体化である 「1992年の共通認識」を堅持し、「台湾独立」分裂活動に引き続き断固反対しなければならない。
(2)国共両党、両岸双方の良好な相互作用を堅持しなければならない。
(3)両岸交流・協力を引き続き着実に推進しなければならない。両岸経済協力枠組み協定(ECFA)の各後続協議に積極的に取り組み、投資保障協定を早期に合意・調印しなければならない。
(4)引き続き台湾の一般民衆が両岸交流・協力の成果を享受できるようにしなければならない。ここ数年、われわれは一貫して台湾民衆の立場に立って実際のニーズを考慮し、その切実な利益に関わる具体的問題をしっかりと解決してきた。両岸の人々は両岸関係の発展を共に推進しており、その成果も共に享受すべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年5月11日
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