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北京大学中日文化祭が開幕「草月流」生け花を披露

 

 本誌記者 繆暁陽

北京大学中日交流協会と同大学留学生会が主催する第4回北京大学中日文化祭が5月6日に同大学で正式に開幕した。

ステージで披露された生け花のデモンストレーション(繆暁陽撮影)

開幕式ではまず、東日本大震災で犠牲になった方々の冥福を祈り、1分間の黙祷を捧げた。

在中国日本大使館広報文化センターの臼井将人参事官、北京大学外国語学院の劉樹森副院長と各協賛企業の代表者らが開幕式に出席した。臼井将人参事官は挨拶で、まず今回の東日本大震災が発生後、中国の各分野の日本への援助に対して感謝の意を表わし、また中日文化祭の開催は中日友好の促進にとって非常に意義があると述べた。

日本華道の一流派である「草月流」一級師範の永井裕遥さんが開幕式でデモンストレーションを披露し、沖縄出身のアーティスト、 琉永さんの優しい歌声がデモンストレーションに彩りを添えた。

現在、日本華道を代表する三大流派は池坊流、小原流と草月流である。草月流の生け花の特徴はいつでも、どこでも、誰でも、どんな材料を使っても、生け花ができることである。目下、世界で約200のグループ、数万人が草月流の生け花を学んでいる。永井裕遥さんによるデモンストレーションの後、会場で30人余りの学生が抽選で選ばれ、生け花の体験会に参加した。

生まれて初めて生け花をしたという北京大学法学部のある女子学生は、「最初はとまどったが、先生に教えていただき、うまくできてうれしい!同じ材料を使っているのに出来上がりはみんな違う。 生け花は自分の気持ちが反映される、創造的な芸術だということがわかった」と興奮気味に話していた。

 中日文化祭は計2週間にわたって開催される。5月20日には、中日学生カラオケ大会と文化祭の閉幕式を行う予定だ。

「北京週報日本語版」2011年5月9日

生け花体験会(繆暁陽撮影)

永井裕遥師範による牡丹の生け花(繆暁陽撮影)

生け花のデモンストレーション(繆暁陽撮影)

 

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