北京時間25日午前2時21分、中国政府が手配したチャーター機第一便が、リビアから避難した中国人224人を載せ、北京首都国際空港に無事到着した。その多くが女性と子供だった。
空港で一行を出迎えた中国国家外交部の宋涛副部長と国務院国有資産監督管理委員会(国資委)の黄丹華副主任は、無事祖国に戻って来た同胞一行に、労いと歓迎の意を示した。これに対し、無事に戻った一行は大変感激し、党中央と国務院の行き届いた配慮に感謝の気持ちを示し、政府の避難作業を高く評価した。
中国国際航空が派遣したチャーター機CA60便は、北京時間24日13時55分、リビアの首都トリポリを出発、ギリシャの首都アテネを経由して北京に到着した。
リビアの安全情勢が最近極めて不安定なことから、中国政府は直ちに民用航空チャーター機と付近海域の輸送船を手配した。さらに、大型クルーズ船と大型バスをレンタルして現地近くに向かわせ、いつでもリビア国内に進入できるよう待機させた。このように、リビアにいる中国人(香港・マカオ・台湾人を含む)を数度に分けて国内避難させるための陸・海・空路を連動させた避難体制が敷かれた。
政府チャーター機第二便は、25日午前0時4分にリビアを出発、午前10時30分に北京に到着した。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年2月25日
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