旧暦の1月15日元宵節を間近にひかえて、浙江省金華市浦江県の各村・鎮では年に一度の賑やかな竜灯舞竜祭が開かれた。竜灯を操るのは現地の農家の新年の重要な行事だ。浦江では旧暦の1月15日に、各世帯から1人が竜灯の一部の長椅子を持って参加する。村が大きいほど竜も大きくなり、竜舞の難易度も高くなるため、鑑賞の価値も高まる。各村や鎮の色鮮やかな竜は祭りの日に町中を歩き、賑やかに舞い踊り、新たな年の天候や各家庭の幸運を祈願する。浦江県の史料によると、この祭りは唐の時代から浦江の民間の風習の「灯篭祭」になっている。浦江のこの竜は長灯とも呼ばれ、竜の頭、体、尾の3部分からなる。1頭の竜の頭から尾までは数十、数百、ひいては1千近くの長椅子がつながって構成され、陣形は変化に富み、書道や絵画、切り紙、彫塑芸術などの手法が一体となり、動いている時には体育や雑技、舞踏も融合し、中国の特に浙江省中部や揚子江南の沿海部の伝統的な民間文化の姿を留めているだけでなく、書画や切り紙といった民間芸術の原始的な形態も残すものだ。浦江の竜灯祭は2006年に第1次の国家級非物質(無形)文化遺産に登録された。写真は浦江県黄宅鎮で14日、長い竜灯を担いで元宵節の竜舞の活動に参加する住民。(編集YH)
「人民網日本語版」2011年2月16日
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