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成都双流空港に16日夜明け方から到着した救援の人たちの中には、いくつかの特殊な救助チームがいた。それは日本、ロシア、韓国、シンガポールなどの国の国際救助要員で、成都に着くとすぐに地震災害の深刻な県や市の被災現場に駆けつけた。新中国建国以来、中国の災害最前線で国際救援隊が活動するのは初めてだ。

第1陣31人の日本の国際緊急援助隊が16日の午前9時45分、7時間近くかけて、成都から約400キロ北に離れた青川県に着き活動を始めた。第2陣の救援チームは、17日の夜明けに災害救助犬を伴って青川県に到着する予定になっている。

ロシア国際救助隊の専門救助要員と医者を含む一陣50人も17時30分に到着し、地震被害が深刻な地域の一つである綿竹市に向った。47人からなる韓国の救助隊は18時40分に到着し、その足で什?市の災害救助に赴いた。シンガポールの第一陣救助チームも19時40分に特別機で成都に到着し、総勢55人の救助チームはその夜、什?市に駆けつけて援助を開始した。

青川県県政府所在地の喬荘鎮では、オレンジとブルーのユニフォームを着用した日本の国際救助隊が、救助ロープを身に着け、特殊な照明の懐中電灯などを携帯して、完全に倒壊した病院の宿舎で捜索を続けた。そして生体反応装置やファイバースコープなど、最新鋭機器で、懸命にがれきの中に生存者がいないかどうかの確認を行なっていた。

ここで、12人ががれきの下敷きになった。9人の遺体が相次いで搬出され、余震が続く中、救助隊メンバーらは宋学梅という若い女性と生後2カ月の宋さんの娘を含む最後の3人の捜索を夜を徹して続けていた。

最新の情報では、17日午前7時半ごろ、全壊したビルの下から、母娘の二人の遺体が発見された。

日本国際救助隊は同地での捜索を打ち切り、青川県から南西に約100キロの北川チャン族自治県に移動する。日本国際救助隊第2陣の29人も17日、青川県で第1陣に合流した。

写真は、懸命に捜索活動を続ける日本国際救助隊のメンバーたち。

「チャイナネット」2008年5月17日

 

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