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「一国二制度」の香港特別行政区における実践

 

ビジネス環境は良好を保っている。香港は世界中が認める最も自由な経済体の一つである。世界銀行の世界185経済体のビジネス環境に関するランキングで、香港は長年上位に位置している。国連貿易開発会議(UNCTAD)の『2013年世界投資報告』によれば、香港は海外からの直接投資導入の面で世界第3位だった。スイスのローザンヌにある経営開発国際研究所(IMD)の『世界競争力年鑑』のランキングで、香港は長年にわたり世界で最も競争力のある経済体の一つに評価されている。

――さまざまな社会事業が新たな段階に歩を進めた。教育事業はアジア太平洋地域でトップレベルの地位を保っている。香港特別行政区政府は引き続き教育投資を拡大しており、2014~2015財政年度の教育総支出予算は753億7000万香港ドルで、政府支出のうち最大の項目となっている。2008~2009学年度から公立学校では12年間の無料教育を実施し始めた。イギリスのタイムズ・ハイアー・エデュケーションが発表した2013年アジア大学ランキングでは、香港大学と香港科学技術大学がトップ10に入り、2013~2014年の世界大学ランキングでは、香港大学は43位になった。基礎教育のレベルを反映した「学習到達度調査(PISA)」の2012年国際調査では、香港は引き続きトップレベルを保っている。 医療衛生事業はたえず進歩している。2014~2015財政年度に医療サービスに費やされる財政予算支出は524億香港ドルで、政府経常支出の17%を占める。香港の住民は平等に低廉な公立病院のサービスを受けることができる。2012年末現在、香港の各種医療衛生機関のベッド数は合計3万5500床である。香港の新生児死亡率は1997年の4‰から2013年の1.6‰に下がり、世界で新生児死亡率が最も低いところの一つとなっている。2013年、香港の男性と女性の平均寿命はそれぞれ80.9歳、86.6歳となったが、これは世界で平均寿命が最も高い地方の一つである。

文化・スポーツ事業は盛んに発展している。香港には内外の文化が集まっている。特別行政区政府は文化芸術の多元的発展を奨励し、相互交流を促している。香港ではすでに、潮州人の盂蘭盆会、大坑の火竜踊り、大澳の端午の節句ドラゴンボート、長洲島の太平清醮(伝統的な宗教行事)など独自の行事4件が第三次国家級無形文化財リストに加えられた。香港は2008年の北京オリンピック馬術競技の共催についで、2009年には第5回東アジアスポーツ大会を主催した。ウィンドサーフィン、卓球、自転車、武術などの種目の選手たちはオリンピック、世界選手権、アジア選手権などの国際大会でたびたびりっぱな成績を残している。

社会保障はしだいに整備されてきている。香港特別行政区政府の社会福祉面の支出総額は1997~1998財政年度の204億香港ドルから2014~2015財政年度予算の619億香港ドルとなり、3.03倍に増えた。香港はすでに多層的で多元化した社会保障と福祉サービス体系を形成している。社会サービス機関は計400余あり、登録されているソーシャルワーカーは1998年末の8300名から現在の1万8000名以上に増えた。特別行政区政府はさらに積極的に公共賃貸住宅の建設を進めており、末端市民が公共賃貸住宅に入居するのを助け、市民が住宅購入するのを資金援助している。香港の約半分の市民は政府の提供する住宅、あるいは資金援助された住宅に住んでおり、そのうち200万人以上が公共賃貸住宅に住み、100万人余が政府資金援助で購入した住宅に住んでいる。

――対外往来と国際的影響力はさらに一歩拡大した。対外連係はさらに広がりを見せた。2013年6月までに、香港は中国政府代表団の一員、あるいはその他の適切な身分で、国家を単位として参加する41の政府間国際組織の関連行事に参与し、また、主権国家に参加を限定しない37の政府間国際組織に参加した。香港は中国政府代表団のメンバーあるいはその他の適切な身分で関連の国際会議にのべ1400余回参加し、「中国香港」の名義で国家を参加単位としない国際会議にのべ2万回以上参加し、計1000回以上の国際会議を主催あるいは共催してきた。香港特別行政区はすでに42の国とビザ相互免除協定を結び、150の国や地域が特別行政区のパスポート所持者に対し片務的なビザ免除待遇、または現地ビザを与えている。香港特別行政区はさらに多くの国と民用航空輸送、二重課税防止、投資促進保護、刑事司法協力などの協定を結んでいる。香港特別行政区政府はジュネーブ、ロンドン、東京、ニューヨーク、ベルリンなど11カ所に在外経済貿易事務所を設けている。欧州委員会などの6国際組織が香港に代表機関を設けている。

優れた専門家が国際組織の重要なポストについている。中央政府の強力なバックアップのもと、香港特別行政区政府衛生署元署長のマーガレット・チャン(陳馮富珍)女史が2006年11月世界保健機関(WHO)の総幹事に当選し、2012年5月には順調に再任された。チャン女史は国連成立以来初めて政府間国際組織の最高責任者となった中国人である。また、香港天文台台長の岑智明氏は2010年2月世界気象機関(WMO)航空気象委員会の議長に選出された。

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