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(一)香港経済社会の発展に関する状況
1. 香港の域内総生産(GRP)は1997年の1兆3700億香港ドルから2013年の2兆1200億香港ドルに増加し、年平均実質成長率は3.4%だった。
2. 香港特別行政区政府の財政準備金は1997年末の4575億香港ドルから2014年3月末の7557億香港ドルに増え、65.2%増加した。
3. 香港の外貨準備高は1997年末の928億ドルから2013年末の3112億ドルへ、3.35倍に増えた。
4. 国際通貨基金(IMF)の2013年のデータによれば、購買力平価(PPP)に換算して、香港の域内総生産は世界第35位、一人当たり域内総生産は世界で第7位となっている。
5. 香港は重要な国際銀行業務の中心であり、世界で上位100位に入る銀行のうち73行が香港に営業拠点をもっている。
6. 香港はアジアで2番目、世界で6番目に大きい証券市場であり、2013年末の香港株式市場の時価総額は24兆400億香港ドルに達した。香港での新規公開株による資金調達総額は1665億香港ドルにのぼり、世界第2位を占めた。
7. 香港は世界で5番目に大きい外国為替市場であり、2013年の外為市場の一日当たり取引高は2746億ドルであった。
8. 世界経済フォーラム(WEF)が2012年10月に公布した『2012年金融発展度リポート』(The Financial Development Report)によれば、香港の金融業発展指数は世界第1位であり、ロンドンのシティが2013年9月に公布した「世界金融センター指数」(Global Financial Centres Index, GFCI)の順位では、香港は世界第3位となっている。
9. 香港は世界で9番目に大きい貿易経済体である。香港は専門貿易会社約10万社を擁し、世界中のほとんどすべての国や地域と貿易関係を結んでいる。
10. 2013年香港の対外商品貿易は総額7兆6200億香港ドルに達し、1997年の3兆700億香港ドルに比べ2.48倍に増えた。
11. 香港は世界で最も重要な外来直接投資目的地の一つとなっている。国連貿易開発会議(UNCTAD)の『2013年世界投資報告』によれば、香港は外来直接投資導入の面で世界第3位である。2013年末現在、香港で登記している海外企業は1997年末より83%増の9258社である。2013年6月現在、外資の香港地区本部は1997年より52.7%増の1379社である。2013年6月現在、外資の香港地区駐在事務所は1997年より52.5%増の2456社である。
12. 香港は世界最大のコンテナ輸送港の一つであり、2013年には標準コンテナで合計2228万8000個を取り扱い、1997年より52.9%増えた。
13. 香港は世界で4番目に大きい船舶登録センターであり、2013年末現在、香港で登録された船舶は2327艘、総トン数は8643万トンにのぼった。
14. 香港国際空港は世界でもっとも忙しい空港の一つで、世界の100社以上の航空会社がここで営業している。旅客輸送量は世界第5位、貨物輸送量は長年世界一の座を占め続けている。2013年の航空貨物・旅客輸送量はそれぞれ1998年に比べ2.53倍、2.18倍に増加した。
15. 2013年の「世界国際海運センター競争力指数」によれば、香港は660余の港湾都市(エリア)の中で第3位を占めている。
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