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中国の武装力の多様な運用

 

海洋権益を守る

中国は陸も海もある大国であり、海洋は中国が持続可能な発展を実現するための空間面および資源面の重要な保障であり、人民の福祉と国の将来に係わっている。海洋の開発・利用・保護と海洋強国づくりは、国の重要な発展戦略である。国の海洋権益をあくまでも守ることは、人民解放軍の重要な職責である。

海軍は日常の戦備に合わせて、国の海上における法執行、漁業生産、石油・ガス開発などの安全を保障し、それぞれ海洋監視、漁業監視などの法執行部門と連携した仕組みを構築し、軍隊・警察・民間による共同防衛の仕組みを構築、整備している。地方の関係部門に協力して海洋の測量・製図と科学調査を行い、海洋気象モニタリングシステム、衛星測位システム、無線測位システム、航路標識システムを構築し、気象と船舶航行などの関連情報を遅滞なく発表し、管轄海域内の航行安全保障システムを構築、整備している。

海軍と海洋監視部門、漁業監視部門は、何度も権益維持・法執行の海上合同演習・訓練を実施し、軍と地方当局の海上合同権益維持闘争の指揮連携や緊急対応措置能力はたえず向上している。2012年10月、東中国海海域で海上合同権益維持演習「東中国海協力―2012」を実施し、計11隻の艦船、8機の航空機が演習に参加した。

公安国境警備部隊は海上の法執行の重要な武装力として、中国の内水、領海、隣接地域、排他的経済水域、大陸棚で発生した公安行政管理に関する法律、法規、規則に違反する行為あるいは犯罪の疑いがある行為に対して管轄権を行使している。ここ数年来、公安国境警備部隊は、平安な海域づくりに力を入れ、北部湾の海上国境と西沙海域でのパトロールや監視、管理を強化し、海の治安の安定を効果的に維持している。

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