また、インターネットにおける監督作用も十分に発揮する。中国政府は、人民が政府を監視する条件を積極的につくり、ネットによる監督作用を重要視している。また、人びとのインターネットで反映した問題に対して、各クラスの政府がそれを迅速に調査、解決し、処理した結果を民衆に向けて公表することを求めている。政府活動に対する民衆の意見を反映しやすくするため、多くの政府ウェブサイトは、アドレス、電話番号を公開した。ここ数年来、インターネットの反映による多くの問題は解決された。中央規律検査委員会や最高人民法院(高裁)、最高人民検察院(高検院)などは、民衆が汚職・腐敗問題などを通報しやすいように通報サイトを開設した。中央規律検査委員会の通報サイトや中国国家腐敗防止局のウェブサイトなどの開通は、汚職・腐敗の防止と懲罰に対して重要な働きをしている。サンプリング調査によれば、60%以上のネットユーザーは、政府がインターネット上の監督作用を発揮することについて、積極的な評価を行っており、中国社会の民主化と進歩を体現していると認識している。
また中国政府は、インターネットに反映された社会状況や民意をきわめて重視している。インターネットは政府と民衆を直接結ぶ架け橋である。インターネットを通じて民意を理解し、民衆の知恵を募ることは、中国政府が国民のための執政を行い、政府活動を改善するための新しい手段となっている。インターネット上での民衆の意見は、かつてないほど注目されている。中国の指導者は、常にインターネットを通じて民衆の希望を理解し、時にはインターネット上でネットユーザーと直接交流し、国家の大事について討論し、ネットユーザーからの問題に答えている。各クラスの政府が、重要な政策を打ち出す前にインターネットを通じて意見を求めるやり方は、もはや一般的となっている。毎年の全国人民代表大会と中国人民政治協商会議の期間中には、インターネットを通じて民衆の意見が求められる。ここ3年の間に、インターネットを通じて募られた意見は毎年数百万件に達し、政府活動において有益な参考意見を得られている。
インターネットがあることで、人びとは知る権利、参画権、意思表示権、監督権を享有し、かつてないほどの便利な条件と直接的な手段を提供されており、また、インターネットは、政府が民衆の要求を理解し、人びとの需要を満たし、民衆の利益を保護するために、日増しに重要な作用を発揮している。中国政府は、公民が法律上、享受しているインターネット上の言論の自由を、断固として守り続けていく。
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