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政府白書  
2008年 中国の国防

 

六、空 軍

空軍は人民解放軍の戦略軍種であり、空中戦闘力の主体としての力であり、国の領空の安全、領土主権保全の防衛、全国の安定した防空態勢維持などの任務を担っている。空軍は主に航空兵、地上防空兵、パラシュート兵、通信兵、レーダー兵、電子対抗部隊、技術偵察兵、対化学戦部隊などの兵種によって構成される。

発展の歴史

空軍は1949年11月11日に創設された。1949年から1953年までに、軍事委員会空軍、軍区空軍の指導機関がちくじ設けられ、戦闘機、爆撃機、攻撃機、偵察機、輸送航空兵、パラシュート兵部隊と一連の大学・学校が創設され、また中国人民志願軍空軍を編成し、抗米援朝(アメリカに抵抗し、朝鮮を支援すること)の戦闘に参加した。1957年、空軍と防空軍が統合され、上空での戦闘と防空を一体化させた体制を実施することになった。20世紀60年代から70年代までは、防空力を重点的に発展させる指導思想を確立し、国土防空型の空軍へと発展をとげた。1990年代以来、空軍は迅速発展の時期に入り、第3世代の戦闘機、第3世代の地対空ミサイルおよび比較的先進的な一連の情報化兵器の装備を次々と導入し、戦略理論を核心とした軍事理論の整備を強化し、攻防兼備の戦略思想を確立し、空軍は国土防空型から攻防兼備型への転換を始めた。60年近くの建設を通じて、空軍はすでに多兵種によって構成される戦略的な軍種へと発展をとげ、かなり強い防空と空中での進攻戦闘能力、長距離ピンポイント攻撃と戦略投下・輸送能力を備えることになった。

体制・編制

平時、空軍は戦闘指揮と建設管理を統一した指導体制を実行し、空軍機関、軍区空軍、軍団(師団)クラスの指揮所、師団(旅団)、連隊によって構成される。空軍は瀋陽、北京、蘭州、済南、南京、広州、成都の7つの軍区空軍とパラシュート兵軍団1、および各種大学・学校と科学研究実験機構などを管轄している。軍区空軍は航空兵師団、地対空ミサイル師団(旅団、連隊)、高射砲旅団(連隊)、レーダー旅団(連隊)、電子対抗旅団(連隊、大隊)および他の専門勤務部隊を管轄し、重要な方向と重点的な地域では、軍団クラスや師団クラスの指揮所を設置している。空軍には空軍指揮大学、空軍工学大学、空軍航空大学、空軍レーダー大学、桂林空軍大学、徐州空軍大学、空軍大連士官学校などの大学・学校および7校の飛行大学がある。

航空兵師団は普通は連隊、大隊、中隊の体制で編成され、主な航空機の機種は戦闘機、爆撃機、戦闘攻撃機、攻撃機、輸送機、偵察機、戦闘支援機などである。航空兵師団の傘下には航空兵連隊と駐屯地飛行場・ステーションがある。航空兵連隊は基本的な戦術部門である。地対空ミサイル部隊は大隊を基本的な火力部門とし、普通は師団、連隊、大隊あるいは旅団(連隊)、大隊の体制で編成されている。高射砲兵は中隊を基本的な火力部門とし、普通は旅団(連隊)、大隊、中隊の体制で編成されている。パラシュート兵は軍団、師団、連隊、大隊、中隊の体制で編成されている。

部隊の建設

空軍は情報化戦の要請に対応して、国土防空型から攻防兼備型への転換を加速し、偵察・警戒、空中での迎撃、防空反ミサイルと戦略投下・輸送能力を高め、現代化の戦略空軍を建設することに力を入れている。

 軍事闘争への準備と空軍体制転換建設の発展の実践と緊密に結びつけて、新世代の兵器装備の発展にかなった訓練体制と組織訓練の方式を模索している。複雑な環境の下での技術戦術の訓練、多種類の兵・機種の共同訓練と合同訓練に力を入れ、対応性と対抗性の訓練を展開し、基地化、シミュレーション化、ネット化訓練の比率を高めている。空軍パイロットの訓練では飛行大学・学校、訓練基地、戦闘部隊の3級体制を最適化し、航空兵部隊の空中戦、対地攻撃と合同訓練を強化している。大学・学校教育の改革革新を深め、学科システムの整備を強化し、教学の内容、方法と手段を革新している。在職のトレーニングを強化し、2008年7月に空軍軍事職業大学を創立し、大学・学校の教育、部隊訓練と軍事職業教育の三位一体の人材育成という新たなモデルを模索している。

攻防兼備の戦略的要請に基づき、新型戦闘機、防空反ミサイル兵器、指揮自動化システムなどの装備を発展させている。一連の比較的先進的な情報化装備と空対空、空対地のピンポイントミサイルをちくじ導入し、現在使われている電子情報システムを整備し、情報警戒、指揮・制御と通信基礎ネットを完全なものにする。第3世代の航空機と地対空ミサイルを基幹とし、第2世代の改良型航空機と地対空ミサイルを補とする主戦兵器の装備システムを基本的に構築している。

能力資質の向上を核心とし、ハイテク人材をけん引役とし、集中的にブレークスルーを行い、全体として向上する人材発展の道を歩む。指揮、参謀、飛行と技術保障などの各種人材陣の建設を統一的に計画し、情報化資質が比較的高い中堅人材を育成し、複合型の指揮官、エリートパイロットと科学技術のリーダー人材、技術的専門家に代表される高い資質を備えた新しいタイプの人材グループを形成している。

後方勤務と装備保障システムの建設を重んじ、総合的な保障能力を高めている。空軍飛行場と基地の保障施設を完全なものにし、防空プロジェクトの緊急建設、飛行場の爆弾排除や緊急整備、航空衛生保障などの後方勤務の力を強化し、第2世代の専用後方勤務装備を開発、配置し、専用物資備蓄供給のネットワークを構築し、多種類の機種の保障基地の建設をちくじ展開している。装備保障モデルの改革を深め、弾薬と器材の供給、メンテナンス保障と技術支援などの保障ネットワークの配置を完全なものにし、保障装備の小型化、汎用化、野戦化を推し進めていく。

 

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