中華人民共和国国務院報道弁公室
2007年12月・北京
前書き
エネルギーは人類社会の生存と発展を支える重要な物質基礎である。人類社会の発展の歴史を見渡せば、人類文明の進歩はいずれもエネルギー改革とエネルギー交替に伴っていることが分かる。エネルギーの開発利用が世界経済と人類社会の発展を大いに推し進めているのである。
過去100余年、先進国は前後して工業化を達成し、地球上の多くの天然資源、とりわけエネルギー資源を消耗した。現在、一部の発展途上国はまさに工業化の階段に入ったところで、エネルギー消費の増大は経済社会の発展にとって現実でありまた必然である。
中国は現在世界最大の発展途上国であり、中国政府と中国人民にとって経済を発展させ、貧困から脱出することはかなり長期にわたる主要任務である。20世紀の1970年代末いらい、中国は世界で発展速度が最も速い発展途上国であり、経済社会の発展は世界から注目される輝かしい成果をとげ、中国の特色ある社会主義の道を切り開き、世界の発展と繁栄に大きく貢献している。
中国は現在世界第二のエネルギー生産国であり消費国である。経済社会の発展を支えるために、エネルギーの供給は引き続き増大している。エネルギー消費の増加の加速は、世界エネルギー市場に広大な発展空間を創造した。中国はすでに世界エネルギー市場で不可欠な重要構成部分となり、世界のエネルギー安全の擁護のために、ますます重要で積極的役割を発揮している。
中国政府は科学的発展観を導きとし、現代エネルギー産業の発展を加速させ、資源節約と環境保全という基本国策を堅持し、資源節約型、環境友好型社会の建設を工業化、現代化発展戦略の一段と際立った位置に置き、持続可能な発展力を強化し、革新型国家を建設し、引き続き世界経済の発展と繁栄に大きく貢献する。
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