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文献資料  
中国共産党第十七回全国代表大会における報告

  十二、改革・革新の精神で党建設の新しい偉大なプロジェクトを全面的に推進する

中国の特色のある社会主義事業は改革・革新の事業である。党が時代の先頭に立ち、人民を率いて事業の発展のための新局面をたえず切り開いていくには、改革・革新の精神でみずからの建設を強化し、終始、中国の特色のある社会主義事業の確固不動の指導的中核でありつづけなければならない。

わが党は建党以来すでに八十六年、全国における執政は五十八年間となり、七〇〇〇余万の党員を擁し、過去のいかなる時よりも党のみずからの建設の任務はいっそう重くなっている。党が指導している改革開放は党に極めて大きな活力を注ぎ込む一方、かつてない数多くの新しい課題や新しい試練をももたらしている。世界情勢と社会状況、国情、党の情況が発展、変化しているだけに、改革・革新の精神で党の建設を強化することは疑う余地はなく、非常に重要で差し迫った任務となっている。したがって、党の執政能力と先進性の構築を主軸として、党が党を管理し、党を厳格に治めることを堅持し、人民のためにあり、実務に励み、清廉潔白を守りぬくという要求を貫徹し、理想・信念を固めることを重点としながら思想建設を強め、高い資質の党員、幹部陣の育成を重点としながら組織の建設を強め、党と人民大衆との血と肉のつながりの保持を重点としながら作風づくりを強め、民主集中制の健全化を重点としながら制度づくりを強め、腐敗に対する懲罰・予防システムの整備を重点としながら腐敗反対・廉潔提唱の活動を強めることにより、党を終始公のために立党し、人民のために執政し、真実を求め実際を重んじ、改革・革新に取り組み、刻苦奮闘し、清廉・公正を守り、活力に富んだ団結融和のマルクス主義の執政党に築き上げなければならない。

(一)中国の特色のある社会主義の理論体系を突っ込んで学習し、それを貫徹し、マルクス主義の中国化した最新の成果で全党を武装することに力を入れる。思想理論の建設は党にとっての根本的な建設であり、党の理論の創造革新をもって各方面の革新を導く。学習型政党の構築という要請に基づいて、改革開放と現代化建設における生気に満ちた実践を緊密に結びつけ、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論と「三つの代表」の重要な思想を掘り下げて学習し、全党において科学的発展観を突っ込んで学習し、実践する活動を繰り広げ、発展しつづけるマルクス主義で客観的世界と主観的世界の改造を導くことを堅持し、共産党の執政に関する法則、社会主義建設の法則、人類社会発展の法則を一段と把握し、科学理論を用いて実際問題を分析、解決する能力を高めなければならない。党員、幹部に対する理想・信念の教育と思想モラルの建設を強化し、広範な党員、幹部が社会主義の中核的価値体系を実践する模範となり、共産主義の遠大な理想と中国の特色のある社会主義の共通理想の確固とした信奉者、科学的発展観の忠実な執行者、社会主義の栄辱観の自覚的な実践者、社会調和の積極的な促進者になるようにしなければならない。

(二)引き続き党の執政能力の構築を強化し、高い資質の指導陣づくりに力を入れる。党の執政能力の構築は党の建設と中国の特色のある社会主義事業の全局にかかわるものであるため、指導レベルと執政能力の向上を各クラスの指導陣づくりの中核的内容と位置づけ、それに取り組まなければならない。科学的、民主的、法的知見に基づいた執政の要請に従い、指導陣の思想作風を改善し、指導幹部の執政能力を高め、指導スタイルと執政方式を改善し、指導メカニズムを完全なものにし、地方における党委員会の指導陣配置改革後の活動メカニズムを充実させ、各クラスの指導陣を、党の理論と路線・方針・政策を断固として貫き、科学的発展を指導することに長じた力強い指導グループに築き上げなければならない。指導陣の執政能力の構築を強化することによって全党に働きかけ、その発展を促進し、党のすべての活動が終始時代の要請や人民の期待にかなうようにする。

(三)党内民主の建設を積極的に推し進め、党の団結・統一の増強に力を入れる。党内の民主は党の革新の活力を増強し、党の団結・統一を打ち固めるための重要な保証である。党内民主の拡大によって人民民主を促し、党内の調和を増進することによって、社会の調和を促進しなければならない。党員の主体的地位を尊重し、党員の民主的権利を保障し、党務の公開を推し進め、党内における民主的討議の環境をつくり出す。党の代表大会制度を充実させ、党の代表大会代表の任期制を実施し、いくつかの県(市、区)を選んで党代表大会常任制を試行する。党の地方の各クラス全体委員会、常務委員会の活動メカニズムを充実させ、重大な問題についての全体委員会の意思決定の役割を果たす。民主集中制度を厳格に実行し、集団指導と個人の責任分担が結びついた制度を健全化し、個人または少数者の独断専行に反対し、それを防ぐ。地方党委員会が重要事項について討議した上で決定をおこない、重要な幹部を任用する際の票決制を実行する。中央政治局が中央委員会全体会議に、地方の各クラス党委員会の常務委員会が委員会全体会議に定期的に活動報告を行い、その監督を受ける制度を確立し、完全なものにする。党内の選挙制度の改革を進め、候補者の指名制度と選挙方式を改善する。末端党組織の指導陣の構成員が党員と大衆による公開的推薦と上級の党組織による推薦を経て任命されるという方法を普及させ、末端党組織の指導陣の直接選挙の範囲を逐次広げ、党内の末端における民主の拡大につながる多種類の実現形態を模索する。全党の同志は党の集中・統一を断固として維持し、党の政治規律を自覚をもって遵守し、終始、党中央との一致を保ち、中央の権威を断固擁護し、中央の指示の首尾一貫した実行を着実に確保しなければならない。

(四)幹部に関する人事制度の改革を絶えず深化させ、高資質の幹部陣・人材陣づくりに力を入れる。党が幹部を管理するという原則を堅持し、あくまで民主、公開、競争及び優れたものの優先ということを旨として、幹部選抜・登用の科学的メカニズムを形成する。幹部候補者指名制度を規範化し、科学的発展観と正しい治績観の要請を具現する幹部考課・評価システムを充実させ、公開的選抜、競争による昇進、差額選挙の方法を充実させる。幹部の人事面の民主を拡大し、民主的な推薦、民主的な評価の科学性と真実性を高める。幹部選抜・登用の仕事の全過程に対する監督を強化する。指導幹部の職務任期、回避、交流の制度を健全化し、公務員制度を充実させる。幹部に対する二重管理体制を完全なものにする。国有企業・事業体における人事制度の改革を推し進め、国有企業の特色にふさわしい指導層に対する管理の方法を充実させる。

人材登用の正しい方向付けを堅持し、才徳兼備を旨とし、実績を重んじ、大衆が公認する原則に則って幹部を選抜し、人材選抜・登用の公信度を高める。優れた若手幹部の育成と選抜にいっそう力を入れ、若手幹部が末端や条件の厳しい地区で鍛えられることを奨励し、彼らのマルクス主義理論の素養と政治面の資質を向上させる。女性幹部、少数民族幹部の育成と選抜を重視する。長期にわたって生活条件が厳しくて、勤務環境が劣悪な地区で勤勉に働いている幹部に格段に配慮し、末端と生産の第一線から優れた幹部を抜擢して各クラスの党・政府指導機関に送り込むことに気を配る。引き続き大がかりな幹部養成訓練を行い、党学校、行政学院、幹部学院の役割を十分に発揮させ、幹部の資質を大幅に向上させる。定年で引退するか退職した幹部向けの仕事を全面的に立派におこなう。労働、知識、人材及び創造を尊重する方針を貫徹し、党が人材を管理する原則を堅持し、統合的に勘案してハイレベルの人材と高い技能を身につけた人材を重点的対象とする各種の人材陣作りに取り組む。人材に関する仕事の枠組みを革新し、各種人材の創意力や創業の意欲を引き出し、人材が輩出し、その才能も十分発揮できる新しい局面を切り開く。

(五)先進性教育活動の成果を全面的に定着、発展させ、末端における党の建設を強化することに力を入れる。先進性はマルクス主義政党の生命にかかわるもので、力の源であるため、資質の高い幾千万人の党員に依拠してそれを具現しなければならない。党員の陣づくりという基礎的プロジェクトを着実に進め、たゆむことなく党員の資質を高めなければならない。党規約を真剣に学習し、遵守し、党員としての意識を強め、党員の党性に対する定期的分析制度を確立し、党員が大衆に奉仕するルートを広く開拓し、党員が大衆と結び付き、大衆に奉仕する枠組みを構築し、党員が常に教育を受け、その先進性を永続させることができるような長期的に効果のあるメカニズムを健全化させ、党員が真に党の主旨を銘記し、大衆のことを念頭に置く先進分子となるようにしなければならない。不在党員に対する管理を強化、改善し、都市に入った就労者に向けての党活動を強化し、都市と農村を一体化した、動態的な党員管理メカニズムを打ちたて、健全化する。新入党員の質を向上させ、党員の全体的構成を最適化し、不適格な党員をいち速く処理する。

党の末端組織は党の執政の組織的基盤である。党の建設活動の責任制を徹底させ、農村、企業、都市部コミュニティーと政府機関、学校、新規の社会組織などにおける末端の党組織づくりを全面的に推し進め、組織の設置を最適化し、組織がカバーする面を広げ、活動方式を革新し、末端党組織が発展を促し、大衆のために尽くし、大衆の心を一つにし、調和を促進するという役割を十分に発揮する。党の末端組織の建設によりその他の各種末端組織の建設を促す。党の末端組織や党員の中で先進者・優秀者指向のキャンペーンを突っ込んで繰り広げる。都市農村における党の末端組織間の相互援助メカニズムを確立し、健全化する。全国の農村において党員幹部に向けての現代的遠隔教育をあまねく展開する。党内におけるインセンティブ、配慮、援助メカニズムを確立し、それを充実させ、末端の幹部、古参党員、生活難を抱えている党員に配慮し、思いやりを示す。末端組織における経費の確保や活動場所など諸問題の解決に重点を置く。

(六)党の作風を確実に改善し、腐敗反対・廉潔提唱の活動に力を入れる。優れた党風は党員と人民の結束を強める巨大なパワーである。人民が歴史の創造者であるという唯物史観を堅持し、誠心誠意人民に奉仕することを堅持し、大衆路線を堅持し、大衆の声にじっくり耳を傾け、大衆の願いをありのままに反映し、その悩み事と苦しみに心から気を配り、大衆の意にかなう仕事や実益のある仕事を多く行い、人民のために権力を行使し、心を人民に傾け、人民に利益をもたらすようにしなければならない。真実を求め実際を重んじる作風で諸般の活動を推し進め、長期的にプラスとなる基礎的な事を多く進めるべきである。調査研究を強化し、学風や文風を改善し、会議と文書を減らし、形式主義や官僚主義に反対し、虚偽や欺瞞に反対する。勤倹・節約に励み、勤倹を旨としてすべての事業を進めることを大いに唱導し、贅沢三昧や浪費に反対する。全党の同志、特に指導幹部は党性を重んじ、品行を重んじ、手本を示すべきである。党風や党規律の教育を突っ込んで繰り広げ、批判と自己批判を積極的に行い、指導幹部が率先垂範して党の規律や国の法律を遵守し、優れた伝統を受け継ぎ、新しい気風や正しい気風を高揚させ、優れた党風をもって政風と民風を一新するようにする。

中国共産党の性格と主旨は党が様々な消極・腐敗の現象と絶対相容れないことを決定づけている。断固として腐敗を取り締まり、それを効果的に予防することは、人心の向背と党の死活存亡にかかわることであるため、党が終始取り組まなければならない重要な政治任務である。全党の同志は反腐敗闘争の長期性、複雑性、困難さを十分に認識し、腐敗反対・廉潔提唱の活動を一段と際立った位置におき、鮮明なる姿勢で腐敗に反対しなければならない。枝葉末節と根本の問題をともに解決し、総合対策や措置を講じ、懲罰と予防に同時に力を入れ、予防を重視するという方針を堅持し、腐敗に対する懲罰・予防システムの整備を着実に推し進め、断固として腐敗を取り締まるとともに、腐敗を招いた根本的問題の解決や腐敗の予防制度の整備をいっそう重視し、その根源から腐敗を防止し、根治する活動の範囲を拡大する。党作風・廉潔政治の建設の責任制を厳格に実施する。改革の深化と体制の革新を堅持し、廉潔政治をめざした文化の整備を強化し、腐敗を拒み、変質を防ぐ教育の長期的に効果のあるメカニズム、腐敗反対・廉潔提唱の制度体系及び権力運用に対する監督・規制メカニズムを形成する。規律検査・監察部門の派遣駐在機構に対する統一的管理を健全化し、巡視制度を充実させる。指導幹部の廉潔自粛を強化し、党員幹部が腐敗を拒み、変質を防ぐ能力を高める。大衆の利益を損ねる不正な気風を断固是正し、大衆が強い不満をもつ問題を着実に解決する。法律に違反し規律を乱す案件を断固として取り調べ、処分し、いかなる腐敗分子に対しても、法律に基づいて厳しく処罰し、決して容赦してはならない。

同志のみなさん!わが党は結党いらい中国人民を率いて幸福な生活を作り出し、中華民族の偉大な復興を実現する歴史的な使命を勇気をもって担ってきた。このような歴史的使命を全うするために、代々の中国共産党の党員は前を行くものが倒れれば、後のものがそれに続き、数多くの革命の先達たちは貴い命を捧げた。現代中国共産党の党員はかならずこの歴史的使命を立派に受け継いでいかなければならない。わが党が全国各民族人民を率いて行っている改革開放と社会主義の現代化建設は、新中国成立後におけるわが国の社会主義建設の偉大な事業の継承と発展であり、近代に入っていらい中国人民が民族の独立を勝ち取り、国家の富強を実現する偉大な事業の継承と発展でもある。現在のことをかみしめ、往事に思いを致すにあたり、われわれは肩にかかった使命が神聖かつ光栄なものであることを深く感じ取っている。未来を展望すれば、われわれは現代化建設の推進、祖国統一の達成、世界平和の擁護およびともに発展することの促進という三つの大きな歴史的任務を完遂することに対し、自信満々である。

小康社会の全面的な建設の目標を達成するにはさらに十数年奮闘しつづけなければならず、現代化を基本的に実現するにはさらに数十年奮闘しつづけなければならず、社会主義制度を強固にし、発展させるには数世代、十数世代、ひいては数十世代にわたりたゆむことなく奮闘努力しなければならないということを、全党の同志は冷静に見て取らなければならない。奮闘するからには困難やリスクもある。われわれは、治にあっても乱を忘れることなく、憂国の意識を強め、マルクス主義、中国の特色のある社会主義、中華民族の偉大な復興の達成に対し確固とした信念を終始保ちつづけなければならない。驕りやあせりを戒め、刻苦奮闘し、社会主義の初級段階における基本的国情を銘記し、党と人民の事業のためにたゆむことなく努力しなければならない。また労苦をいとわずに学び、一心不乱に仕事に取り組み、実践や人民と歴史の検証に耐えうる業績を絶えずあげなければならない。結束を強め、大局を念頭に置き、全党の団結と統一を自覚をもって保ち、党と人民大衆の血と肉のつながりを守り抜き、全国各民族人民の大団結を打ち固め、国内外の中華民族の子孫の大団結を強化し、中国人民と世界各国人民の大団結を促し、すべての困難や障害を乗り越え、党と人民の事業で新しい、より大きな勝利をかち取ることを促すために強大な力をつくり出さなければならない。

われわれは中国の特色のある社会主義の偉大な旗じるしを高く掲げ、党中央の周りによりいっそう緊密に団結し、全人民の心を一つにし、開拓邁進し、小康社会の全面的な建設の新たな勝利をかち取り、人民に幸せな生活をさらにもたらすために奮闘努力しようではないか。

「中国共産党中央編訳局文献翻訳部」2007/10/26

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