中華人民共和国国務院報道弁公室
前 書 き
21世紀に入ってから、世界の宇宙航空活動はめざましく発展する新しい局面を呈している。宇宙航空活動を展開する主な国々は宇宙航空の発展戦略、発展計画、発展目標を相次いで制定または調整し、宇宙航空事業は国全体の発展戦略の面でますます際立った役割を果たし、宇宙航空活動は人類の文明と社会の進歩にいっそう大きな影響を及ぼしている。中国の宇宙航空事業は1956年から始動し、今までまる50年の輝かしい道のりをたどってきた。
半世紀以来、中国は宇宙航空事業を独立自主的に発展させ、若干の重要な技術分野では世界の先進国に仲間入りし、世界の注目を集める成果をあげた。中国は確固として変わることなく平和的発展の道を歩み、宇宙空間は全人類の共同の富であると一貫して主張し、宇宙空間を平和的に利用するさまざまな活動を支持し、宇宙空間を積極的に探究、利用し、人類の宇宙航空事業の発展にたえず新しい貢献をしている。中国は、今世紀の最初の20年間に小康(いくらかゆとりのある)社会を全面的に建設し、革新型国家に仲間入りするという戦略的目標を打ち立て、そのため、中国の宇宙航空事業の発展は新しいチャンスとより高い要求に直面している。新たな発展段階において、中国は科学的発展観を導きとし、国の戦略的目標をめぐって、自主的イノベーションを強化し、宇宙航空事業をより速く、よりよく発展させるように努力する。 2000年に中国政府が「中国の宇宙航空事業」白書を発表して以来、中国の宇宙航空事業はまたも長足の進展をとげた。過去5年間および今後一時期の中国の宇宙航空事業に対する世人の理解を深めるため、ここに関係状況を紹介、説明する。
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