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政府白書  
2004年の中国の国防

中国の今世紀最初の20年間の発展目標はほかでもなく、力を集中していくらかゆとりのある社会を全面的に建設することである。発展途上の大国としての中国の現代化の実現は任重くして道遠しであり、長期にわたってたゆまずに刻苦奮闘する必要がある。中国は発展の基本点を主に自国の力に頼ることに置いており、いかなる人をも妨げず、脅かさない。中国は自国を発展させるために平和な国際環境が必要であり、同時に自身の発展で世界の平和と発展を促進するように努めている。中国は平和、発展、協力の旗印を高く掲げることを堅持し、独立自主の平和外交政策を堅持し、防御的国防政策を堅持し、永遠に拡張をやらず、永遠に覇を唱えない。

国防建設と経済建設の協調的発展を堅持し、現代化、正規化の革命的軍隊を建設し、国防の安全を確保することは、中国共産党が政権を担当する重要な戦略的任務である。2004年9月に開かれた中国共産党第16期中央委員会第4回全体会議と中国共産党中央軍事委員会拡大会議は、江沢民氏が国防と軍隊の現代化建設になした傑出した貢献を高く評価し、胡錦涛氏が中国共産党中央軍事委員会主席に就任することを決定し、中国共産党中央軍事委員会の構成メンバーを調整し、充実させ、国防と軍隊現代化の発展方向をいちだんとはっきり指し示した。新世紀の新しい段階において、中国の国防と軍隊建設は、鄧小平理論と「三つの代表」の重要な思想を導きとすることを堅持し、江沢民氏の国防と軍隊建設の思想を全面的に貫徹し、軍隊に対する党の絶対的指導という根本的原則と制度を堅持し、新しい時期の軍事戦略方針を大本として、国防と軍隊現代化を積極的に推進することを堅持する。

中国の国防政策とここ2年来の国防と軍隊建設の発展を説明するため、ここに「2004年の中国の国防」白書を発表する。

第一章 安全の情勢

当面、国際情勢に引き続き深刻にして複雑な変化が生じている。平和と発展は依然として当今時代のテーマであり、国際情勢発展の基本的態勢は総体的安定を保っているが、不確実、不安定、不安全の要素がある程度増えている。

世界の多極化、経済のグローバル化の趨勢は曲りくねりながら深く発展している。国際上の力関係に新しい変化が生じつつあり、主要な力の再分化と再編および利益の再分配が加速している。大国関係は新たな深刻な調整が行われ、互いに力を借り、協力もすれば、互いに制約しあい、競争もする局面が絶えず発展している。広大な発展途上国は総体的実力が引き続き発展し、世界の多極化と国際関係の民主化を推進する重要な力となっている。国連は国際実務の中で取って代わることのできない役割を果たしている。経済のグローバル化と科学技術の進歩は新しい発展のチャンスをもたらし、世界の産業構造調整が速くなり、区域的経済協力が持続的に発展し、世界経済に新しい成長が現れ、各国の相互依存が強くなり、共通の利益が増加している。しかし、公正かつ合理的な国際政治経済新秩序がまだ確立されていない。覇権主義と一方主義の傾向に新たな台頭が見られ、戦略要地、戦略資源、戦略主導権をめぐる闘争がひっきりなしに起こり、イラク戦争は国際と地域の安全情勢に深遠な影響を及ぼしている。世界経済発展のアンバランスがひどくなり、南北の格差が拡大され、経済安全は新しい問題に直面している。

軍事要素が国際枠組みと国家安全に与える影響は大きくなっている。世界の新しい軍事変革は加速的に発展し、戦争の形態は機械化から情報化に転換し、情報化は軍隊の戦闘力を高めるカギとなる要素となり、システム対抗は戦場対抗の主要な特徴となり、非対称、非接触、非線形の作戦は重要な作戦方式となっている。世界の主要国は安全戦略と軍事戦略を調整し、ハイテクの兵器と装備を開発し、軍事理論を革新し、軍隊の体制転換を速めている。情報化対機械化・半機械化の軍事技術の時代的格差は引き続き拡大され、世界の軍事力対比はいちだんとアンバランスになっている。軍事力が国家安全を保障する役割はいちだんと際立っている。

伝統的安全と非伝統的安全の問題は交錯し、非伝統的安全の脅威は日ましにゆゆしくなっている。一部地域のホットスポットは緩和に向かい、区域的安全協力はちくじ深化し、国際テロリズム反対闘争は進展をとげ、情報、エネルギー、金融、環境安全など諸分野の国際協力が増強され、二つ以上の国にまたがる犯罪に打撃を加え、重大な伝染病の蔓延を防止し、災害減少、災害救助の国際努力が絶えず強化されている。しかし、天下は依然として太平ではなく、地縁、民族、宗教などの衝突と政治、経済の矛盾が互いに作用しあって、局地戦争と武力衝突が時々発生し、国際テロ勢力が頻繁に活動している。テロリズムを生む根源を根本から除去するのは難しく、テロ反対は国際社会の長期にわたる困難な任務となるであろう。

アジア・太平洋地域の安全情勢は基本的に安定している。アジア・太平洋地域は依然として世界で経済活力を最も備えている地域であり、圧倒的多数の国は発展をその政策方向とし、大国関係は改善と発展の趨勢を保ち、平和的協議は紛争解決の基本的方途となり、各種形式の安全対話と協力が日ましに活発に行われている。アジア太平洋経済協力機構 (APEC)は共同の発展を促進する面で重要な役割を果たしている。上海協力組織のメカニズム化建設は基本的に完成し、政治、安全、経済、人文など諸分野の協力がたえず拡大され、進化し、地域の平和、安定、発展を促進する役割がいちだんはっきりと現れている。中国はASEAN諸国と平和と繁栄に力を注ぐ戦略的パートナーシップを確立し、双方の協力は全面的かつ急速に発展している。ASEANと中国、日本、韓国を主とする東アジアの協力はたえず拡大され、区域の経済発展と政治・安全の相互信頼を促進している。ASEAN地域フォーラムは、アジア・太平洋地域の官辺筋の最も重要な多国間安全対話ルートとして、地域の安全協力を促進する上で積極的な役割を果たしている。朝鮮半島の核問題は話し合いによる平和的解決の軌道に乗り、六者協議は実質的問題の討議およびメカニズム化推進などの面で進展をとげている。インド・パキスタン間の緊張情勢は緩和し、両国は平和的対話の姿勢を保っている。

アジア・太平洋地域の安全情勢の複雑な要素も増えている。アメリカはアジア・太平洋地域における軍事的存在を再編、強化し、軍事同盟関係を強化し、ミサイル防御システムの配置を加速している。日本は憲法修正のテンポを速め、軍事安全政策を調整し、ミサイル防御システムを開発し、その配備を決定し、対外軍事活動は明らかに増加している。六者協議の基礎はまだ堅固ではなく、朝鮮半島の核問題解決になお不確実な要素が存在している。テロリズム、分裂主義、極端主義の脅威は依然としてゆゆしく、密輸、海賊、麻薬密売、マネー・ロンダリングなど二つ以上の国にまたがる犯罪がはびこっている。多くの国は貧困の除去、持続可能な発展の実現、公衆衛生と安全の強化などの面できわめて困難な任務に直面している。

台湾海峡両岸関係は厳しい情勢にある。陳水扁当局は両岸が一つの中国に属する現状に対しほしいままに挑発を行い、中国の分裂を企む「台湾独立」活動は明らかにエスカレートしている。かれらはたえず両岸の「どの側も一つの国」という分裂の主張を鼓吹し、公民投票を利用して「台湾独立」の分裂活動を行い、島内の民衆が大陸を敵視するように扇動し、攻撃的兵器・装備を大量に購入している。かれらはいわゆる「台湾新憲法」を制定して「台湾独立」に向かう企みを放棄しておらず、依然としていわゆる「憲政改造」を利用して重大な「台湾独立」事変をつくり出そうとしている。「台湾独立」の分裂活動は日ましに中国の主権と領土保全を破壊し、台湾海峡の両岸およびアジア・太平洋地域の平和と安定に危害を及ぼす最大の現実的脅威となっている。アメリカはたびたび一つの中国の政策を堅持し、三つの共同コミュニケを遵守し、「台湾独立」に反対する立場を表明している。しかし、アメリカは引き続き台湾に売却する兵器の量を増やし、その質を高め、台湾当局に誤ったシグナルを出しているが、これは台湾海峡情勢の安定に不利である。

多次元、多様化でありながら互いに依存しあう世界で、中国の国家安全環境は全体として改善されているが、新たなチャレンジにも直面している。悪性に発展している「台湾独立」勢力、新しい軍事変革のもたらす軍事技術の格差、経済クローバル化の趨勢発展のもたらすリスクとチャレンジ、長期にわたって存在する一極と多極の矛盾は、中国の安全に対し重大な影響がある。国際情勢がどう変わろうが、またどのような困難と危険にぶつかろうが、中国は断固として国の主権と安全を守り、世界各国人民とともに人類の平和と発展の崇高な事業を推進する。

第二章 国防政策

中国はあくまで平和、発展の道を歩み、確固として変わることなく防御的な国防政策を実行している。中国の国防は国の生存と発展に対する安全保障である。国防と軍隊の現代化建設を強化し、国の安全と統一を擁護し、いくらかゆとりのある社会の全面的建設をスムーズに進めるのを確保することは、中国の国防の主な任務である。

 

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