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政府白書  
中国の高齢者事業の発展

国は政策と世論による誘導などいくつかのやり方を通じて、高齢者事業を発展させる社会環境を積極的に整備し、社会全体が高齢者事業の発展に関心を示し、それをサポートし、参与するよう導いている。市場原理を充分に生かし、企業および事業体が高齢者に豊かな製品とサービスを提供するよう指導し、それに協力している。広い範囲にわたって社会の力に働きかけ、高齢者とかかわりのある全国および地方的な社会団体が高齢者事業発展基金を調達し、大がかりな文化娯楽・スポーツのイベントを開催し、高齢化についての科学研究をくりひろげ、高齢者教育の発展を促進している。各地の末端の大衆組織とボランティアの人たちが高齢者の精神的文化的生活を豊富にし、高齢者に対するさまざまなサービスをくりひろげることに力を入れる。

中国政府は前後して、ハイレベルの代表団を派遣して国連が主催する第一回、第二回の世界高齢者大会と関連のある国際および地域的な高齢者会議に参加し、国連第二回世界高齢者大会アジア太平洋地域後続行動会議や一連の国際および地域的な高齢者会議を成功裏に主催し、高齢化に関する国際行動計画およびアジア太平洋地域高齢行動計画の制定に参与し、さらに積極的に履行した。高齢分野の世界や地域的な多国間および二国間の交流と協力を積極的にくりひろげ、6つの国際高齢者組織に加入し、90あまりの国と地域の高齢者組織と業務上の連係を確立した。高齢化についての科学研究、高齢者救済および高齢者教育などの分野で国連の関係組織、欧州連合(EU)および一部の国の政府と非政府組織(NGO)とプロジェクト協力をくりひろげている。

二、養老保障システム

経済社会の発展と人口高齢化水準にふさわしい養老保障システムを確立することは中国が高齢者事業を発展させるうえでの重要な任務と優先的な分野である。ここ数年、中国は政府、社会、家庭、個人と結びついた養老保障システムを段階的に確立し、完全なものにし、高齢者の基本的な生活を保障することに努めている。

都市部の養老保険システムの確立

ここ数年、中国政府は都市部の各種類企業の職員、個人商工業者と自由業者をカバーする統一的な都市部企業職員基本養老保険制度を逐次確立している。2005年末現在、全国の基本養老保険加入者数は1.75億人に達し、そのなかには4367万人の離休(1949年10月1日まで革命の履歴をもち定年した者をさす)・定年退職した高齢者が養老保険待遇を受け、その年の養老保険基金支出は4040億元に上った。国は基本養老金調整メカニズムを確立し、職員の給料の増加と物価変動の状況に基づいて、定年退職した人員の基本養老金水準を適時に調整している。政府機関と事業体の職員の離休・定年退職制度を確立し、国の財政あるいは部門によって国の規定基準に基づいて年金が支出されているのである。

国は数多くのルートを通じて基本養老保険基金を調達し、人口高齢化に対応するための準備金を増やすことに力を入れ、企業の離休・定年退職人員の基本養老金が期限どおりに全額支出されることを確保している。基本養老保険基金の納入を強化し、2005年末現在、全国の基本養老保険基金残高総額は4041億元であり、その年に納入した総額は4312億元となった。財政による補助の取り組みの度合を大きくし、2005年に各クラスの財政補助基本養老保険基金は651億元となっている。全国社会保障基金を確立し、2005年末現在、全国社会保障基金の積立金は2010億元に達した。

国は補完的な養老保険を積極的に発展させ、条件の備わった企業が職員のために企業年金を確立するよう指導し、それに協力し、その費用は企業と職員がともに納入し、基金の十分な積立と個人口座管理を実行することにしている。2005年末現在、全国では2.4万の企業が企業年金を確立し、参加した職員は924万人に達した。国は個人の貯蓄的性格をもつ養老保険の展開を奨励し、数多くのルートに頼って高齢者の生活保障を強化している。

農村部の養老保障システム確立の模索

中国の高齢者の60%近くが農村に分布している。中国政府は農村の経済社会発展レベルに立脚し、耕地による保障と家族による扶養の機能を積極的に発揮し、農村部の社会養老保障制度の確立を模索し、数多くの農村における高齢者の基本生活を保障することに努めている。

耕地をベースとする養老の保障効果を発揮させ、数多くの高齢者も含む農民の土地請け負い・経営権を保護する。「中華人民共和国高齢者権益保障法」に基づいて、扶養者が高齢者の請け負った農地を耕し、高齢者のものである林木や家畜などを世話する義務があり、それによる収益は高齢者に属するものであり、それによって、高齢者の基本生活の収入源を保障する。「家族による扶養取り決め」を結ぶことを提唱し、扶養の内容と基準を規範化し、村(住民)委員会または関連組織に取り決めの履行を監督させ、高齢者の扶養を受ける権利を保証する。現在、中国の農村では「家族による扶養取り決め」を結ぶことがすでに全面的にくりひろげられ、2005年末までに、1300万余件の「家族による扶養取り決め」が結ばれた。

農村部の社会養老保険制度の確立を模索する。2005年末現在、全国の31の省(自治区、直轄市)の約1900の県(市、区、旗)では農村社会養老保険の仕事が実施され、5400余万人の農民が保険に加入し、積み立てられた保険基金の総額は約310億元となり、保険に加入した300余万人の農民は養老金を受け取り、その年に支出された養老保険金は21.3億元に上った。

 

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