中国対外出版発行事業局及び中国外文局創立60周年を記念する大会が4日に北京で開催された。中国共産党中央政治局常務委員の李長春氏、中国共産党中央政治局委員、中央書記処書記、中央宣伝部部長の劉雲山氏が祝賀の手紙を寄せ、党中央を代表して中国外文局の広範な幹部、従業員と退職者・離職者に熱烈な祝賀の意を表し、中国対外伝播事業の発展を促進するために重要な貢献を果たした全員に心からの敬意を表した。
祝賀の手紙は次のように指摘した。中国外文局は毛沢東、周恩来、陳毅らプロレタリア革命家の先達による親身な配慮と直接指導のもとで創立された機関である。60年来、党中央の正しい指導のもとで、中国外文局は一貫して党と国の対外業務の大局をめぐり、各国の言語で書籍、定期刊行物、ネットなどを通じて世界に中国を紹介し、国内外の理解と友情の増進、交流と協力の促進に重要な貢献を果たしてきた。ここ数年来、中国外文局は思想を解放し、鋭意改革に努め、自ら進んで開拓する姿勢を堅持し、対外宣伝のシステム・メカニズムや内容・形式、手段・方式などを刷新する面で倦まずたゆまず探求し、対外宣伝の能力が明らかに向上した。
中央対外宣伝弁公室主任の王晨氏、新聞出版総署署長の柳斌傑氏、中央の関連部・委員会の指導者、中央の主なメディア機関と北京の一部の大学の指導者及び関連部門の担当者が当日の記念大会に出席した。
中央対外宣伝弁公室副主任の蔡名照氏が記念大会で李長春氏と劉雲山氏からの祝賀の手紙を読み上げた。
中国外文局局長の周明偉氏は記念大会で挨拶した際、「中央の要望に基づき、核心的な競争力と国際宣伝能力を絶えず向上させ、対外報道の強みが際立ち、経済力が強く、優秀な人材が集まり、調和のとれた組織文化を持ち、大きな影響力のある国際的なメディアグループとして外文局を築き上げるために努力している」との考えを示した。
中国外文局は中国国際出版グループとも呼ばれ、1949年に創立された機関で、党と国の図書、定期刊行物、ネットにおける対外宣伝の任務を受け持つニュース・出版機関であり、年間、20近くの言語で3000冊余りの図書、20点余りの定期刊行物(雑誌)、電子マガジンを出版・発行しており、チャイナネットを主とするネットメディアの読者が、全世界の200余りの国と地域に分布している。そのほか、外文局は海外の主要な国と地域で16の海外駐在機関を設立しており、毎年、国際的で大規模な図書展や文化交流活動に何度も参加している。
「北京週報日本語版」 2009年9月4日 |