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北京週報>>文化・科学・観光  
舌で味わう文化

中国料理の世界無形文化遺産申請、文化と伝統風俗を重点に 

本誌記者 李小玉 

中国には古くから「民は食をもって天と為す」という言葉がある。中民族の伝統全体における食文化の地位については言うまでもないが、中央テレビの食関連ドキュメンタリー番組『舌の上の中国』が人気を呼んだことで、国内外で中国グルメブームが盛り上がりを見せた。 

2010年11月、西洋の食文化を代表するフランス美食術がユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に登録された。その後、地中海料理、メキシコの伝統料理、トルコのケシケキ(麦がゆ)、日本の和食、国のキムジャン(冬場のキムチ漬け)文化も相次いでリストに加えられた。世界三大料理の1つとしてフランス料理、トルコ料理と並び称される中国料理が未だに登録されていないために、中国の食文化発揚の必要性が以前にも増して差し迫ったものになっていることは間違いない 

2015年3月、中国調理会などが中国料理の世界無形文化遺産登録を正式に申請した。今回の世界遺産申請の成否は、年内にははっきりする。 

食に宿る文化こそ核心 

実は、中国料理が世界遺産への登録を申請するのは今回が初めてではない。2011年にも申請しようとしたのだが、惜しくも叶わなかったのだ。中国調理会常副会兼秘書長の馮恩援氏によると、中国調理会は2008年に国から中国料理世界遺産申請の担当部門に指定された。2011年に申請したのは特定の料理ではなく中国の調理技術だった。しかし、中国料理の世界遺産申請は国家文化部に提出された後国内選抜段階で淘汰され、暫定リストにすら入ることができなかった 

恩援氏は失敗の原因を次のように総括する。「中国の伝統的調理技術は非常に広範な体系で、内容が多すぎ、記述が難しく、国交流もしにくい。一般の中国人自身ですら全て分かっているとは限らない」。 

確かに、秦代に興り、漢代と唐代に盛んになり、明代と清代に完成域に達した中国食文化は長い歴史を持っている。数千年にわたって、地理や気候、風俗習慣などさまざまな要因によって、山東料理、江蘇料理、広東料理、四川料理などそれぞれ特色ある地方料理体系が生まれ、精緻で巧みな調理技術を培ってきた。調理方法だけでも、「焼」(油通しした食材を煮る)、「炸」(揚げる)、「烤」(焼く)、「炖」(とろ火でじっくり煮込む)など百種類近くある。 

中国調理会副会長の辺疆氏は記者に、「我々には、中国料理自体を評価対象にするべきだという固定概念があったが、世界遺産申請は料理を主体にはしておらず、無形文化という面を体現する必要があった。これもまた我々がフランス料理、国のキムジャン、日本の和食の申請成功から得たヒントだ」と話す。

11月12日、国連本部で行われた中国料理をアピールするイベントで展示されたカボチャを材料にした鳳凰の彫刻。 新華社記者 牛暁雷 撮影

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