中国初の半球プレス成形技術によって生産された有人潜水艇の球型船体が2日、工場出荷の検査に合格した。これは中国の4500メートル級有人潜水艇にとって、2つ目の有人球型船体となった。科技日報が伝えた。
この球型船体には観察用の窓が5つあり、半球を重ねて溶接した部分は約7メートル。この球型船体の半球は、それぞれ「TC4 ELI」チタン合金板によってプレス成形されている。球型船体の内径は2.1メートル、壁の厚さは53ミリ。これは直径が最小3.15メートル、厚さが90ミリの半加工品が必要なことを意味する。
4500メートル級有人潜水艇球型船体の開発は、国家863計画の重大プロジェクトで、3つの船体を生産する。1つ目の4500メートル級有人潜水艇球型船体は、5月25日に中国船舶重工集団公司で完成した。この球型船体は、カッティング後に人の手で溶接する技術を採用した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月3日 |