米国のオバマ大統領は10日、2014年APEC・CEOサミットで演説を発表した際、米中両国が新しいビザ手続きで合意し、学生ビザの有効期限を現在の1年から5年までに延長し、商用・観光ビザを10年までに延長する見通しだと漏らした。
オバマ大統領は、この重大な突破はよく出張で往復する人にとってはメリットがある。昨年は180万人の中国人が米国を訪れ、米国に210億ドルの収入をもたらし、十余万の雇用機会を創出していると述べた。オバマ大統領は、このような機会はさらに拡大するべきで、これは双方の利益に一致し、双方の経済はいずれも利益を受けるだろうと表明している。
オバマ大統領は演説の中で次のように指摘した。オバマ大統領は米国ですでに習近平主席と二回面会している。昨年米国・カリフォルニア州で面会した際、習近平主席は、太平洋は十分に大きく、中米の発展を完全に受け入れることができると語っている。私はこれに対し同意の意を表した。「米国は繁栄し、平和で、安定した中国の奮い立ちを歓迎します。」
オバマ大統領は、21世紀の経済貿易協力は「ゼロサムゲーム」ではない。国と国との間の経済貿易の繋がりを強化することは、各国にとって共に利点がある。米中両国にとっては特にそうなのだと述べている。
オバマ大統領は、中国が世界経済に一層溶け込むことは、中国の最良の利益に一致するだけでなく、米国と世界の最良の利益にも一致するとの見解を示した。オバマ大統領は中国が成功できるのを望んでいると表明している。
それ以外にもオバマ大統領は、米中はビジネス方面で互いに競い合ってはいるが、ボラウイルスへの共同対抗、核拡散防止、クリーンエネルギーおよび気候変動の協力の強化などを含む、さまざまな共通の挑戦やチャンスの前で協力を探し求めてもいると指摘する。「中国と米国が共に協力することで、世界はきっと利益を受けるでしょう。」とオバマ大統領は語った。
「新華網日本語」2014年11月11日 |